少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1791 処方薬自殺1

「処方薬自殺」という言葉をはじめて聞きました。04/16のNHKニュースです。
ネット検索しても、まだそのような単語はなく、これから「流行る」予感がします。まあ、いわゆる睡眠薬による「薬物自殺」という古来からある「自殺の定番」ですが、かつては薬局で市販のものを買い集め一気飲みしたのですが、それは昨今では「うつ病」などの精神疾患の急増が原因で、医師の処方薬を大量にため込んで、一気飲みするという手段だそうです。
医療機関側の対策としては、薬事法で、最大2週間分の処方しかできませんが、本人がそれを使用したかどうかまで確認することはできません。
調査によると、中には自殺目的で1200錠もの睡眠薬を貯め込んだ患者もいるそうです。


昨年の自殺者は、ようやく3万人を割り、2万8000人に留まったそうですが、県別では新潟県がトップで、そのうち「処方薬自殺」の割合が、全体の50・1%と半分以上を占めていたそうです。処方薬自殺を試み、失敗した女性はインタビューで「抗鬱薬」と「睡眠剤」をため込み180錠を一気飲みしたそうです。
致死量とか公表すれば、自殺願望者の「参考書」になるので、おそらくメディアでは報道されませんが、かなり前に話題になった「自殺マニュアル」本もあるし、ネット検索できるので、本気の人は、調べるでしょう。


薬剤開発メーカーや、医師や、調剤薬局も「自殺」を想定して研究開発製造、処方、販売しているわけではないのですが、当然、営利も大きな目的の一つですので、現実問題として、大学病院の廊下やロビーにはスーツで身を固めた薬学部卒のMR(Medical Representativeなる医療情報提供者)がはびこっています。横書きだとかっこいいですが、彼ら彼女らは、いわゆる製薬会社の営業マンで、自社の製品を患者に処方してもらいたくて、医者の出待ちをしているわけです。


日本でも製薬会社と医療関係者の利害目的の接触はご法度で、金品などの贈賄が発覚すれば、そら間違いなく違法行為でアカン警察即出動ですが、そこは研究費だとか講演費だとか、学会への出席費用の足代宿泊代とか、ギリ合法ラインで誤魔化すわけです。
アメリカでは病院内でMRと医者が単独で会うだけでも、即アウトですから、日本の実態はそら酷いもんですよ。
当然、なんらかの厚意を受けた医者はせっせせっせと処方箋を乱発し、医療請求書には処方箋一枚につきナンボと、税金から医療報酬が合法的にもらえるのですから、そら書きまくりますわな。安藤総理の原稿料よりはるかに高い金額を、薬の名前をパソコンで打つだけでですよ・・・・。その結果、「高額医療費税金圧迫天国ニッポン」の一丁あがり・・・です。
抗鬱剤」「睡眠薬」の消費が、ダントツで、地球上最大の消費国が日本である・・・って知ってました?


安藤総理がNYのクリニックで仕事してたとき、日本の製薬会社の平駐在員が帰国する際、その家族までがJALのファーストクラスでリムジンが成田まで送迎でした。「病人でメシ喰って 薬漬けにして ファーストクラス」・・・って感じです。
もちろん、製薬会社や処方する医師に責任があるとは言いませんが、彼らもこのような事実は把握しているはずです。にもかかわらず・・・という部分に着目していただきたい。

(つづく)