少数派日記

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“安藤総理の少数派日記”

1793 水俣裁判50年抗争の夜明け

50年間の長く暗い夜が明けました。


ーーーーー以下 ネット記事転載ーーーーーー


水俣病認定訴訟 最高裁、きょう統一判断

産経新聞 4月16日(火)7時55分配信


熊本県水俣病の患者と認定しなかったのは不当として、熊本県大阪府の女性の遺族が処分の取り消しと認定義務付けを求めた2訴訟の上告審判決が16日、最高裁第3小法廷(寺田逸郎裁判長)で言い渡される。2訴訟の高裁判決は水俣病患者かどうかを異なる手法で判断、原告側勝訴と敗訴で明暗が分かれた。最高裁は手法について初の統一判断を示す見通しで、公式確認から57年を経て水俣病への救済の幅が広がるか、注目される。

 県が患者認定の審査で用いてきたのは、国が昭和52年に示した判断条件だ。手足の感覚障害に加えて運動失調や視野狭窄(きょうさく)など複数の症状の組み合わせが必要とされ、女性2人はいずれも認定申請を棄却された。

 熊本県水俣市の溝口秋生さん(81)が起こした訴訟では、2審福岡高裁が52年判断条件を「十分であるとは言い難い」と指摘した上で女性の生活環境などを独自に検討し、水俣病と認められると判断。原告側の逆転勝訴を言い渡した。

 大阪府豊中市の女性の訴訟で2審大阪高裁は「裁判所の判断は県の判断が不合理かどうかという観点で行われるべき」との立場から原告側逆転敗訴とした。

【用語解説】水俣病

 熊本県水俣市チッソ水俣工場からの工業排水に含まれていたメチル水銀八代海不知火海)に流出、汚染された魚介類を食べた沿岸住民らが発症した。手足の感覚障害や視野狭窄(きょうさく)などの症状がある。昭和31年に被害が公式確認され、43年に公害病と認定された。昭和電工の工場排水を原因とした新潟水俣病も確認されている。公害健康被害補償法に基づく認定患者は、今年3月末時点で2975人。


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暗いニュースが、この世からひとつ消えたことを嬉しく思います。