少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1815 臓器移植考26

日本国憲法第四章 「国民の権利及び義務」 第七節 第四十二条(生存権、国の債務)に
「国民は、健康的で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とあり
同四十二条二項には
「国は、国民に自立と共助を促すとともに、社会福祉社会保障、公衆衛生の向上および増進に努めなければならない」とある。


海外での渡航移植は、義務ではなく患者の自由意志。すなわち「権利」である。そのことが、憲法に明記されている。患者は「健康で文化的な生活を営む権利」を憲法により保障されいているにもかかわらず、これを違法行為とすることに行きすぎ、あるいは「憲法違反」の疑いはないのだろうか?一日に4時間の人工透析を週に3回。往復の通院時間を含めたら、一日約6時間の拘束。加えて苛酷な食事制限と水分制限がある。誰がどうみても、最低限の健康的、文化的な生活は保障されていない。


加えて四十二条二項には国民に対して「自立と共助」を促している。税金から支出される、透析患者一人に対する援助金(医療費)は年間600万円強で、10年なら6000万円を優に超える。儲かるのは透析病院だ。
患者は、そこから自力で「自立」しようと、自費で渡航移植を希望する。そこには、我々のような情報を収集したり、実際に現地でお手伝いをする「共助」の人材が不可欠である。


その一方で「臓器売買」「不当な手数料の搾取」「死刑囚ドナーによる人権問題」がある。光あるところに影があり、表あるところに裏があるのは世の常だ。しかし、この闇の部分が、全体の何%にあたるのか? ごく微量の闇の部分を、さも全体像であるかのように、一般大衆に対して「海外臓器移植=極悪」のイメージと植え付けさせることは、明らかに負の作為を感じる。
闇の部分については否定しない。そういう事実も確かにある。ならば、そのような道義人権に反する違法な部分を徹底的に取り締まればいいだけの話。海外移植の禁止は国内の透析病院保護の目的のため、医師会や厚労省によって、捻じ曲げられた悪法である、と患者の立場に立てばそういう結論になる。
海外渡航移植は、わずかしかない、患者のための、治療法のひとつの選択肢なのである。憲法を無視してまで、悪法をごり押しする、厚労省と医師会には憤りしか感じない。


本日の松風庵主の安藤総理風アレンジ。
東京新聞中日新聞の本日の運勢より・・・・


運勢(27日・友引)

「花は時が来れば咲く。時は生きて働いていると知る日。生前も死後も母親は子供にとって、観音であると悟る日。
人生を渡る秘訣は、待つという一字にあり。頭を洗って髪を剃る。何事も洗心して事は成就す。渡し場に行って既にフェリーが居る意、善きことに遇う日。
人間が人間というものを教えるのである、人間教育が最上教育。人の心と井戸の水は、かきまわしては泥水となる。本日静かに慎みて難より遠ざかる。自分を真面目だと思っている人は、周囲を苦しめる。
耳はその人の名声をみる。耳の色紅潤、これ名の上がる標し。声は聞こえるほどの低音を出して、交わるがよい。真の友情の声は厳しきもの、素直に受けて発達あり。努力なくして成功は無い。人知れぬ努力が吉報となる。
花は時が来れば咲く。時は生きて働いていると知る日。生前も死後も母親は子供にとって、観音であると悟る日」
(松風庵主)


「あそばれし ささやかならぬ わが生命(いのち)」(平成芭蕉


安藤総理注=医師会、厚労省既得権益のためだけに、机上で弄(もてあそ)ばれてているような患者の命は、まるで、明日のわが生命。どの人生、どの生命にも「ささやか」というものはない。


この曲がアップされているとは思いませんでした。
山本コータローとウィークエンドで「祈り」アナログ盤収録です。
岬めぐり」だけではありませんよウィークエンドは。「あきちゃんの横顔」聴きたいな。どなたかアップしてください。


「生前も死後も母親は子供にとって、観音であると悟る日」
母親に埋められ、ずっと冷たい土の中にいた、山口あいりちゃんは、それでも母親のことを「観音」と思うのだろうか。願わくば、時が生きて働いているというならば、あの母親がまだ観音でいられた時代まで、時を巻き戻し、風呂場の冷水の中に、無理やり頭から押し込められた、あいりちゃんを、暖かく包み込んであげて欲しかった。
子は親を選び、人生という「運命」の契約をしてから現世に誕生すると、昨今の研究ではそのような発表が複数なされている。そして役目を終えた時に、天寿をまっとうするのだと・・・。早い遅いはあるにせよ、あいりちゃんの使命とはいったいなんだったのだろうか・・・。あいりちゃんのケースは氷山の一角であり、報道されていない虐待死の方がむしろ多いはず。小さな叫びも見逃さないように、五感六感を研ぎ澄ませてください。