1909 勝者の礼儀
ジェントルマン(gentleman)という言葉がある。それは「勝者の礼儀」。
武士の情けという言葉がある。それも「勝者の礼儀」。
共通するキーワードは「思いやりのこころ」である。
サムライブルーだかなんだ知らないけど、こんなバカどもが大勢いるから「サッカー」というスポーツが好きになれない。「サッカー」そのものは嫌いではない。ただ、サポーターと称するバカどもは好きになれない。気安く「サムライなんとか」という言葉を使ってほしくない。全体の一部かも知れないが、渋谷の連中は「品格」がない。
世界の王さんが、ホームランを打ち、バンザイをして三塁ベースを回った夜。医師である実兄の王鉄哉さんが、貞治を叱った。「打たれた投手の気持ちを考えなさい」。それ以来、王さんは、世界新記録の756本塁打まで喜びを封印して、淡々とベースを回った。かっこいい。
松井秀喜は甲子園で5打席連続敬遠され、試合に敗れた。恨み言ひとつ言わずに一塁に歩いた。中学の時、敬遠され、相手投手を睨みつけ、監督に殴られた。「敬遠もルールのうち。相手投手は悪くない」。監督も、松井もかっこいい。
野村克也監督が言った。「ホームラン打ってハイタッチする四番打者。三振取ってガッツポーズするエース。こんなチームが優勝できるわけがない。プロなら、打って当たり前、抑えて当然、守ってナンボ、当たり前のような顔してベンチに引き揚げるのがブロの美学。ここがプロとアマの一番の差」。かっこええ。(原監督のグータッチ見てると気持ち悪くなるのはノムさんとドラゴン斉藤さんと安藤総理だけ?)
北島忠治監督が言った。「トライをとって、喜ぶような、みっともない真似はするな。負けて泣くな。勝って騒ぐな。負けた選手の気持ちを考えろ。要は、自分たちのプレーができたかどうかが問題だ」かっこええ。
これが武士道、サムライ精神、日本の美学と安藤総理は絶対的にそう思う。
本田圭佑選手が言うとおり、たかだか「スタートラインに立っただけ」のことだろ。
これが日本のサポータじゃあ、レベル低すぎて、長友佑都選手がいうように「本気でW杯優勝を目指す」なんて夢のまた夢だぜ。
テレビ見てて、あ然としたけど、あるバカ親が小学生のクソガキ連れて観にきたのはいいけど「学校を早退させてきました」だと、それも自慢気に。で「歴史的瞬間をナマで見せてやりたかった」だと。なんだよ、これが歴史的瞬間かよ・・・レベル低すぎまっせ、バカおとうちゃん。それに学校教育を何と心得ているのかね、このバカ親は。
見に行きたい小学生は他にもたくさんいるだろうに、「我慢」ということを親が教えてやれ。それと親の「自己満足」を押し付けるのもやめてやれ。ロクな人間にならんことを断言するよ。
どうしても見たくて、家出して、熊本からヒッチハイクで埼玉まで来た小学生なら、逆に絶賛してあげるけどな。
それと、やっぱりど〜しても、素直に喜べないのはキングカズこと三浦和良やラモス瑠偉とか、本当に、日本のサッカー界に貢献し、現在も貢献しつつある人物がW杯に出場できなかったこと。当時はカズ選手が清原みたいなヤツだと思っていたから、好きになれなかったけど、今、カズはすごい人間だと思う。そんなカズ選手の、また新たなスゴ録を見つけましたので、この言葉で締めたいと思います。
「46歳の僕にも、まだW杯に出場する権利がある」かっこええで〜。
J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(46)が5日、ブラジルW杯出場を決めた日本代表を祝福した。(日刊スポーツより)
前夜オーストラリア戦は自宅でテレビ観戦。「もともと日本はアドバンテージが高かったし、冷静に見てました。良かったなあと思いました」と振り返った。
ブラジルは、カズがかつてプレーした第2の故郷。フットサルでは昨秋W杯に出場したが、サッカーでは出場経験がない。カズは「14年のブラジルW杯は、日本人の誰にでも出場できる権利がある。高校生にも大学生にも、46歳の僕にあっても間違いじゃない。毎日を全力で過ごしながら日本代表を目指していきたい」と話し、夢を追い続けるつもりだ。
ここであえてドーハ・・・ってどうよ