少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1937 安藤総理ナウ2

06/25 浅草から上野〜新宿〜中野に、国電で移動。中野ブロードウエイにあるアンティークモールへの出店を打診され、下見に行くも、まだ足が思うように動かないため、丁寧に辞退。
その後、「まんだらけ」にて東陽片岡先生、花輪和一先生の本を購入。焼肉セット一人前900円を食し、ジャズ喫茶「時間旅行」へ。初めて入った店だが、そこの老ママさんが、閉店を考えているという。身の上相談に乗る。


浅草の居酒屋の老婆、中野の老舗喫茶の老婆、新安城レトロ喫茶・ビリケンの老婆・・・全国の老婆の、頑張っている姿が、報われない現実として、現在の日本を、くもりガラスに映しているようで切なく哀しい。このまま安倍ちゃんに任せておいてよいのだろうか・・・。不安だらけだが、かといって、これといった適任者がいるわけではない。そろそろ、覚悟を決めて本格的に、準備せんとあかん時期が来たということか・・・。


06/28(金) 久方ぶりに、大井町で気功の先生に施行していただく。「どうですか?」と尋ねるや「いままで、診た安藤ざんの中で、最悪・・・どうしてこんなになるまで放っておいたの」とお叱り。自律神経はもとより、各臓器が機能低下して機能停止の寸前だとか・・・。指一本触れていないのに、先生の施行で、全身汗びっしょり。こっちはただ、ベッドに横になっているだけ。それでも体温は5分以上上昇する。約90分の施行で、自力で起き上がれないほどの虚脱感。全細胞が急激に激しく動くため、肉体が追い付かない。
この施行後は早寝することが、必定だが、この日は大井町の馴染みの婆さんの店でたこ焼き。ああ、ここでも酔客相手に、婆さん大奮闘。店と言っても、屋台に毛が生えたような店だが、婆さんが、一心不乱にタコを焼いている。


06/29(土) 父親の墓参りで、母親が安城から上京。没して27年。総理が53歳というから、父の居た人生が半分、居ない人生が、ちょうど半分ということか・・・。姉夫婦が母親の付添いで上京。
夜6時、新宿・京王百貨店屋上のビアガーデンで待ち合わせ。姉の次男・SOHEIクンも合流。さらに医療機器メーカーのSSさんも、終業後に合流。それぞれが、それぞれの思いを込め、ビールを喰らう。総理はノンアルコールビア、SSさんも飲めないためウーロン茶を所望。
その後、タクシーで四谷・荒木町の「猫と薔薇の日々」へ。江戸時代の宿場風情を残した石畳の町で大人の東京を探索。
その後、タクシーで新宿・ゴールデン街へ。「二都物語」からスタートして「遠足」へ移行。彫刻家・山本先生が居るかも知れない・・・と「遠足」の二階から携帯にかける。「先生、どちらにいらっしゃいますか?」「はいはーい」という肉声が階下の狭い通路から聞こえる。店の窓から下を見ると、山本先生が徘徊中。約200〜300軒ほどある店の中から一発で先生と巡り合えるのは、海に落とした指輪を見つけたような奇跡。そのまま山本先生と「友」へ。


「友」で、半刻ほど飲む。「姉は飲み足りない・・・もっと居たい」と言うが、埼玉に帰る次男は終電のため、姉の亭主は「明日があるで、今夜はこれくらいで・・・」と帰宿を希望。SSさんは、遠足の前に帰宅。
安城軍団が退散後、「友」で知り合った女性の身の上相談。
カウンターの隅で、推定8〜9歳と思しき少女が、超眠そうな表情で、オレンジジュースのストローと戯れている。もう深夜0時少し前。全国の少女の9割9分9厘9毛は寝ている時間。土曜日とはいえ、こんな時間に少女を酒とたばこの店内、幻想の街に連れ出すとは、それなりの事情があるにせよ、国民総トヨジ化運動を推奨する安藤総理として、黙って見過ごすことが出来るはずなかろう。
ママに言う。「あの子、もう家に帰してあげないと・・・」
「それがね、親が帰りたくないみたいなの・・・」
親・・・とは少女の横にいるうら若き女性。聞けば、初めての来店。
「キミ、家はどこ? どこに住んでいるの?」
小松川です・・・」
「なに? おいら、新小岩
「えっ・・・じゃあご近所さんなんですね」
「そう、東新小岩五丁目。平和橋通りのさあ、コンビニわかる? ほら、つけ麺大王の隣の・・・」
「あっ、わかります」
「おいら、あそこでバイトしてた・・・。んじゃ、キミ、小松川五中?」
「いえ三中です・・・」
「あのワルばっかの悪名高き・・・? んじゃ・・・チミ、ヤンキーか?」
「いえ、違います違います・・・・」
そんなローカルネタで打ち解けた彼女。17歳でフォーリンラブ&出産、そして別離。現在27歳だから少女は10歳ということになる・・・。
「娘さん・・・何があったか知らないが、今夜は少女のために帰りなさい」
「・・・・・」
「ほら、彼女・・・もう眠くてたまらない感じだよ」
カウンター越しに声をかける。狭い店内でL字型の端から端に声をかける。
「でも・・・もう電車ないし・・・」
「じゃあ、ビジネスでいいなら、ホテルとってあげるから、連れていって寝かせてあげなさい・・・お金なら心配しなくていいから・・・。ヒルトンやセンチュリーのスイートは無理だけど、ビジネスなら、このJALカードで払っておくから・・・」
「あら、まだ終電あるんじゃない・・・・」とママが口を挟む。
山本先生が「安藤君、新小岩までタクシーでいくら?」と僕に聞く。
「5000円じゃきかないと思います。1万円で千円札が2枚くらい返ってくるくらいですかな」
「じゃあ、オイラがタクシー代払うから帰りなさい・・・」と山本先生参戦。


結局、まだ終電がありそうなので、27歳母親と10歳少女を都営新宿線新宿三丁目まで、彼女の友人と称する女性と、山本先生、総理の3人で見送る。
「もし、終電がなければ、電話しなさい」と山本先生が告げ、3人は、そのまま新宿二丁目へと流れる。
本日のラストは新宿二丁目のイタリアン。最高の個室のある店を開拓。ここが07/06の「東京まりか会」の会場に・・・。


新小岩に着いた27歳彼女から、友達の携帯に「無事着きました」コールが、あり、約一時間のイタリアンを堪能して「ではゴールデン街に戻りましょうか」との山本先生の号令で解散。安藤総理はすでに、この日で6軒目、明日は親父の墓参りもあるため、深夜2時でご辞退。山本先生と彼女をタクシーでゴールデン街までお送りして帰途。山本先生にとって、この時間は3回の裏を終了した時点。ご馳走になりっ放しです・・・。