1960 暗黒の東京五輪
「アスリートたちの夢の祭典〜日本の子供たちに、未来と勇気を!」
笑わせるキャッチコピーに怒りで震えるきょうこのごろ・・・。
利権金権の仁義なき奪い合い、消費税増税で国民をも巻き込んだ史上最悪の詐欺プロジェクトは、もはや国家を越え、世界が黙認。暗黙の了解とやらで、世界中の利権屋どもが4年に一度の合法詐欺に凌ぎを削っている。
スポーツ、夢、愛、勇気、未来将来、復興、希望、活力、想像力、絆、へちま・・・そんな美辞麗句さえ羅列すれば、暗黒という、闇はすべてに蓋をされ、なんでもかんでも許される「オリンピック」という名の世界的金権詐欺。
結局が薬局、おいしい思いをするのは、IOCをはじめとする一部の利権屋だけであって、その金権の元は開催国の国民であり、尻拭いもしかりである。
マスコミも、その利権の恩恵にあずかれる、数少ない利権屋の一部ですから、率先して、ワッショイ報道を垂れ流し、誘致成功バンザイ、ウエルカム東京五輪と大馬鹿騒ぎで国民を洗脳するばかりで、その恥部の一部すら報道しない。暗黒部分を報道した会社は、即、都庁出入り禁止、猪瀬バカ知事、石原大バカ前知事からは取材拒否・・・だから、みんなで仲良く五輪バンザイ。この国に本当を伝えるメジャーなジャーナリズムはほとんどない。
そもそも「オリンピック」って「アマチュアスポーツの祭典」だってこと知ってました?
今や、オリンピック選手はその100%がプロ中のプロ。学生選手だって、ゼニ貰って、道具もメーカーから無償で供給されていますから。純粋なアマ選手が出場して勝てるわけもなく、参加すらできません。そうそう、その昔、「オリンピックは参加することに意義がある」なんて標語がありましたけど、風雨にさらされ酸化して、完全な死語と化しましたね、大笑いするところですよ。
プロアスリートの夢の祭典なら「世界陸上」で十分でしょ。完全スポンサー制だから、興味のない国民まで巻き込まないし、赤字が出ようと、国民がその負担を強いられる心配や不安もありません。お好きな方たちだけで、勝手にどーぞの世界です。バカマスコミは、さも国民全体が東京バンザイしているような報道で、「五輪のためなら増税もしょうがないか」感の通りすがりの一部の声だけ報道し、国民を徐々に洗脳しているのです。
「東京五輪は既存の施設だけで行うエコ五輪です」と猪瀬は全世界を前に大嘘をつきました。メインの既存の国立競技場をぶっ壊して、3000億円(最終的には4000億になるという見通し)かけて、新しい国立競技場をオッタテルんだとさ。明治公園も青年館も、みんなぶっ潰して建てるんだとさ。ゼネコンバンザイ、地上げ屋バンザイ!!
さらには、晴海の埋め立て地に選手村。これが1000億ですが、最終的には1800億まで工事費が膨らむ試算。なんてったってアイドルじゃねえ、なんてったって埋立地・・・ちょっと揺れれば液状化・・・。五輪後は分譲もしくは賃貸住宅にするそうなので、一時的なバラック小屋というわけにはいかず、1800億円の国費投入も、その倍はかかるという専門家の声もあり、仮に、ゼニをかけるほど、分譲にせよ賃貸にせよ、価格や家賃は高騰し、そんな完全液状化地区に誰が大金払って住むというのだろうか?
逆に、安くすれば、その負担をぜんぜん関係のないほとんどの国民が肩代わりして、一部の入居者の家賃援助をする構図になります。
召致委員の「放射能漏れはダイジョウブ。なんてったってアイドルじゃねえ、なんてったて東京は福島から250キロも離れていますから、じぇんじぇん問題ありません。そんなのカンケーねえ」と自信満々で笑い飛ばしていましたが、それって、250キロ離れてない地域はダイジョウブじゃねえ・・・ってことでしょ、こら、オッサン。
汚染水垂れ流しも、根拠のない「ダイジョウブ」に、世界はあきれているぞ、安部ちゃん・・・。
しかもだよ、「明日にも大地震が来る」とあれだけテレビでこれでもかこれでもかと「想定地震のCG映像」を垂れ流し、国民を不安のどん底に煽っておきながら、五輪バンザイは、あまりにも節操とかプライドが無さすぎ。
アスリートたちも、なんらかのカタチで仕事が増え、ゼニ儲けになるから、涙して喜ぶ。まあ、彼らはいい。一応、ロボット扱いだから、踊らされている人形に過ぎず、実行犯だが、罪は軽い。
しかし、その涙、もし、2020年までに、明日にも来るかもという大地震が関東圏を襲った場合、後悔の涙となる。
自然災害はいつくるかわからない。それに怯えて生きることは賢明ではないだろう。しかし、これだけ、危険と警戒を叫びながら、世界中の人々を呼び寄せることに人道的なうしろめたさは、彼らにないのだろうか?
2020年までに地震が来たらどうなるか、さらなる放射能漏れ、海水への垂れ流しが広がる懸念を考えて欲しい。日本という国は、今、オリンピックに浮かれている場合ではないのだ。よーく考えてみてください。
安藤総理は個人的に、9月から、ドラゴン斉藤さんの指南で株式投資を始めました。時期としては五輪バブルで最高の時期になるでしょう。しかし、今はそんなことに喜んでいる時期ではないのです。何の恩恵もない国民の経済負担、東北地方の、いまだ帰宅できない29万人もの人々のことを考えたら、マスコミのバカ騒ぎに、もっともっと怒りを増幅させるべきでしょう。