少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1993 安城紀行2

クマちゃんを乗せ、用賀ICから高速へ。東京ICの料金所の手前で一旦停車。実は、ETCのカートリッジの位置がわからず、本屋のお姉さんに電話。
カートリッジにETCカードを入れると同時に、クマちゃんと運転を交代。お姉さんからは電話の最後に「気をつけてね」との言葉をいただき、その言葉から、時間にして30秒後、距離にして50メートル先で、まさかの「ゴツン」。ありえない場所から出てきたトラックにエスティマの横っ面に先制パンチ。おいおい、まだゴングは鳴っていない。セコンドもアウトしてない、フライングのパンチに、クマちゃんも、総理も想定外の事態に何が何だかわけがわからず。
とりあえず、車を停めワケを聞くと、運ちゃん、ボーとしていて、本来ならETC専用車線に並ぶべきところ、間違って一般入口に並んでしまい、ハッとして隣のETC車線にハンドルを切ったところ、当方のエスティマにゴツン、というわけ。運ちゃん「まったく見えませんでした。すみません」とひた謝り。まさに白昼の死角。
走行中でなかったことは、なによりだが、おまわりさんが来て、現場検証云々で、ここでも一時間半のロスタイム。ラグビーの試合なら前後半が終了してノーサイド、試合より長いタイムロスてか。
予定通りなら、まだ陽のあるうちに安城に着くはずだったが、「お前のやることは、何から何までイライラする。時間も守れないから、何をやっても上手く行くわけがない」と安城の84歳母親は、怪我の心配より、予定が狂ったことに大激怒。バカ息子のために鮨屋を予約していてくれたそうだが、田舎の鮨屋は9時閉店。休憩は足柄SAの一回にしてクマちゃん爆走。なんとか8時半に着くも、田舎の夜道は暗すぎて、土地勘のある母親も解らず、10分もあれば辿り着く距離を30分以上もかけて到着。
母親推奨の鮨屋「弁天」はことのほか美味。これは迷い迷っても来る価値あり。
それにしても、ゴツンから一週間以上経つが、ゴツンの運転手、所属する輸送会社、あるいは保険会社から、なんの連絡もないのが腑に落ちない。怪我人が出なかっただけでもラッキーなのに、世の中こんなもんですか?


遡ること10年ほど前。中央道高井戸出口で出口渋滞の列に突っ込んだ、安藤総理運転のBMWは大破。国産車だったら、この世にいないかも。突っ込まれたトラックの運転手さんは親切な方で、まず警察と救急に通報してくれ、さらに外は熱いから、と、まだベービーだった1号2号を冷房の効いた運転席に乗せてくれ、さらに、散らばったBMWの破片までホウキで片づけてくれました。


後日、トラックの修理代とご迷惑金を、感謝とお詫びの手紙を添え、送付したところ、丁寧な返信と冬にはリンゴが送られてきました。運転手さんは長野の方でした。
誰にぶつけるか、誰にぶつけられるか・・・これも「運」ですかね。