少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2000 安曇野紀行4

手打ち蕎麦、鰻二尾喰い、19歳、美人妻、猿、空、温泉・・・etc。安曇野は楽しい・・・ばかりではなかった。
実は出たのです・・・。マジで・・・。
今回の安曇野紀行で、コッテージの所在地、もしくは固有名を示さなかったことに、違和感を感じられた読者様がいるとしたら、とても鋭い方だと思います。実は記せないわけがあったのです。


コッテージNoX。ここが初日、つまり11/22に、総理とクマちゃんに与えられたコッテージ。1Fにキッチンとリビング、それにトイレとバスと洗濯機。2Fに上がると、2ベッドの部屋が2つ。クマちゃんと総理はモーホーさんではないので、それぞれ別の部屋で就寝。心臓の弱い方はここから先はスルーしてください。


深夜、総理が尿意をもよおし、階下のトイレへ降りようとすると、クマちゃんの部屋のドアの隙間から大量の血が・・・。
すわ! 安曇野殺人事件かと思い、ドアを開けると、電気つけっぱなしの熊がベッドで、他の獣を寄せ付けないためのディフェンス用の大イビキで爆睡。電気をそっと消し、総理は小便。


明け方、完全なるラップ音(霊界からの合図)がパチパチ、ボキボキ、ギリギリ・・・と不間隔で鳴り、目が覚める。と、同時に、右足膝内側の筋肉が突然、激しく硬直。生まれて初めて味わう地獄の30分。足の位置を1ミリでも動かすと全身に激痛。脂汗・・・。クマちゃんを呼ぶにも声が出せない・・・。これはキツかった。とにかく初めて味わう激痛。有り得ない痛さ。


翌日、部屋を移動。頃を見計らってクマちゃんに尋ねる・・・。
「クマちゃん・・・ってさ、霊感とかある人?」
「あるか、ないかと問われれば、ある方だと思います」
「あっそう、じゃあさ、夕べの部屋だけど、何か感じた?」
「感じたか、感じないかと問われれば、やはり感じました」
「だよね。俺は足つったけど、クマちゃんは?」
「謎の鼻血。大量出血でした・・・」
「だよね・・・だって、ドアの隙間から溢れてたもん」
「はい、びっくりしました」
「ラップ音、凄かったよね」
「凄かったか、凄くなかったかと問われれば、凄かったと思います」
「だよね。あれ、間違いなくラップ音だよね」
「はい。間違いないと思います」
「恐くなかったの?」
「恐くなかったかどうかと問われれば、もの凄く恐かったです」
「だよね。オレもビビったもん」
「じゃあ、どうして黙ってたの?」
「どうして黙ってたのと、問われれば、そ、それは聞かれなかったからです」
「アッ、そう」


特別にあつらえられたはずの、窓のカーテンだが、部屋に三カ所ほどある窓に寸足らず。ちょうど、外から中をうかがえる程度の目の幅分だけ短くなっている。そこから猿に覗かれている気配を感じたのは安藤総理だけなのだろうか?
だとしたら、安曇野の怪現象は、霊感オッサンの気のせい・・・だけで済んだ話だが、実はこの稲川淳二、まだまだ続きがある・・・。