少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2038 書物は財産

活字嫌いでした・・・。少なくともあんまき高校2年までは。
小中高と一貫して、夏休みの課題図書など、読んだことはただの一度もありません。宿題の読書感想文は、すべてあとがきの丸写しです。
先生もいい加減なもので、あとがきなんて読まないんでしょうね、一度も「盗作」を指摘されたことはありませんでしたから。
もっぱら、「漫画」の読書に明け暮れておりました。


高二の時、総理より勉強が不得手の「かっぺくん」が、水上勉とか読んでいて「あれ、チミ、本とか読まないの?」と総理に対して、偉そうに、知的ぶりやがって、実は、布団の下に隠したエロ本が母親に見つかり、大騒ぎした野郎のくせに、かっぺくんの部屋に行くと、「お前、これ、本当に全部読んだのか?」と思うほどの数の文庫本が綺麗に並べられていて、それに触発されるかのように、総理も本を読みだしました。
高三の時には、あまり話したこともない右翼青年TMくんから「安藤総理、これ読んでくれ」と渡されたのが、三島由紀夫の「剣」(つるぎ)。
それまでは、武者小路実篤やら夏目漱石やら太宰治やらと、やらかいものが多かったが「剣」より硬派に変わる。


「書物は財産」とは少しの間、勉強をみてもらった名工大のFクンから聞いた言葉。部屋中、漫画で埋め尽くされた総理の部屋を見ての感想だったが、その言葉が、今日の「安藤文庫」の礎となっています。
この正月、安曇野のロッジでご一緒させていただいた「愛読者」さまよりのコメントです。


愛読者 2014/01/11 07:11
「ジャンルは違いますが、読みたい本読んでしまったけど捨てがたい本、読みかけの本、死ぬまでに読む予定の本、旅行の時に持ってゆく本、、などなど、それらに囲まれて過ごす幸せな時間、きっと安藤氏もそのような幸福感があることと思います。
私は書評と読後の解説を参考にして本を探します。
歴史とノンフィクションがもっぱらです」


愛読者さまは、小中を通じて、学校の図書館で本を借りた数で、不動のナンバー1でした。今回の3泊4日の紀行も5、6冊の本を持ち込んでの読書三昧。テレビのお笑い番組箱根駅伝の音声が充満しようが、まったく気にならず、読書できるという特技(集中力)の持ち主。ちなみに、小生は気になってできません。


安藤文庫の続き。