2064 横浜医療収容所2(経済地獄)
横浜総合医療収容所・・・
軍人病院や日赤医療センターと比較して、建物は古いが、慶応病院よりは新しい。これは建てた時期の問題だから仕方ない。
さりとて、その内容・・・ソフトに関しては、今のところ、大きな問題はない。むしろ、スタッフは親切で、水が合う。
こちらが「ヨコハマたそがれブルーライト横浜総合病院」正面玄関
ところが、安藤総理に悲劇が・・・。
昨年の軍人病院は、最新鋭の機材を備え、かつ、全病室には最新鋭のウオッシュレットを備えたトイレがあり、かつ、高級食材を使用した料理が用意され、4人部屋を独占しても、国防予算で賄われていたため、総理の食費を除く治療費のすべては国民健康保険で賄われていた。つまり、保険適用外の自由診療費はゼロでした。
しかしながら、ここ横浜収容所は、入所3日目ですでに自由診療費が10650円も発生している。
内訳は3人部屋なのに、差額ベッド代が一日3000円。また、強制的に貸しパジャマと貸しタオルが一日550円。合わせて3550円が、治療費とは別に必要となる。一日、二日ならいいが、今回の入所は手術があるので長期は必至。
これに駐車場代が日に300円。これは、むしろ安い。さらに、テレビ代と冷蔵庫はカード払い。これはもうどこの病院でも同じだから仕方ない。二日で1000円カード一枚で納めるように工夫するしかない。
笹塚の自宅の住宅ローンを一日に換算すると、家賃が一日7000円になる。収容所の差額ベッド代一日3000円を加算すると10000万円。つまり、30万円の家賃を、無職の総理は支払わねばならないことになる。
なんとか、差額ベッド代が生じない大部屋(6人or8人)を切望しているのだが、長期滞在者が占住しており、キャンセル待ち、空き待ちの患者が列を成している現状。入所3日目の新参者が大部屋に移るなど、夢のまた夢。
しかも、治療費入院費は10日ごとの清算だという。
7日後には早くも自由診療費36500円+診療代の請求がくる。とてもじゃないが、その時点で資金ショートで手術までは辿り着けない。これが日本の医療制度の一方の縮図でもある・・・。
なんとか打開策をと考えた結果、安藤総理は大部屋に移るまでの暫定案を国会に提出した。
幸いなことに持ち込んだエスティマはキャンピングカー仕様。ベッドもあるし、簡単な炊飯設備もある。
書類上は大部屋に入院したことにして、大部屋が空くまでの間、駐車場のエスティマで寝泊まりして、車から収容所に通い、治療と4度の点滴を受け、排便排尿だけ、所内の公衆厠を利用し、食事は自炊する。
これなら、3000円と550円と食費800円の合計4350円を節約できる。月にして13万500円だ。無収入の安藤総理が月に13万円も捻出するのは、物理的に不可能なので、この案を、看護師を通して提案した。
看護師は「上司と相談する」と言ったが、今のところ回答はない。
これから、安藤総理の収容施設となるエスティマ。こんなこともあろうかと、毛布を1枚余分に用意した。水も十分ある。チャミーの一匹もいれば寂しくもない。
相部屋の人も、大部屋を申し込んだそうだが、夢は叶わず、差額ベッド代3000円を工面するそうだ。彼は「短期間ですから諦めました」と言うが、こちとら、そういうわけにはいかない。足の状態より経済の状態で具合が悪化する。
対面の部屋は一日15000円の個室だが、とても、その額の価値があるとは思えない。きょうび、15000円も出せば、かなりのランクのホテルにだって宿泊できる。医療とは別の部分で大金がかかる制度は、医療格差の弊害。自由診療を希望する入所者には問題ないだろうが、希望しない入所者の経済まで圧迫する状況を打破する制度を考える必要がある。
厚労大臣って誰だっけ?