少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2070 想像できない者が招いた悲劇

この事故は、児童の風呂場の事故ということで、少数派日記でも複数回とりあげたので、記憶に残っていらっしゃる読者の方も多いと思います。
児童の単独事故ではなかったのですね・・・。


当時、煮えたぎる風呂の火を止めに、4年生の子供をひとりで行かせること事態が大問題・・・と書いた記憶がありますが、まさか、大人がついて行って、故意ではなかったにせよ、悪ふざけとはいえ、あまりにもひどすぎる。


当時、少年は、その犯人(父親の友人42歳)と風呂に入るのを楽しみにしていたと、記事にあったように記憶しています。少年は犯人を大好きなおじさんと思っていたに違いありません。
ここから先は想像ですが、風呂のスイッチを消し忘れた少年に対し、ある意味、悪ふざけ、親しい間柄でのじゃれ合いではないかと察します。
「ほら、おまえのせいで、五右衛門風呂になっちまったじゃないか」
「うわ〜おじさん、やめて〜」
どれくらいの酒量だったかわかりません。
おそらくですが、五右衛門風呂の上で、「入れちゃうぞ〜」などと少年の両脇を抱え、入れるふりをしている最中に、少年が逃げようと暴れて、着ていたセーターかなにかから、スルリと、少年が熱湯湯船に滑り落ちたのではないでしょうか・・・あくまでも、安藤総理の推測です。


友人(犯人)は、何も知らず、酒を飲んでいた少年の父に、なんと報告したのでしょうか? そして、コトの真相が発覚するまでに一年以上の歳月が費やされています。ということは、唯一の目撃者である友人(犯人)がコトの真相を曲げて報告していたということになります。


友人の子供、しかも自分になついていた少年を、自らの悪ふざけの延長で過失死させてしまった犯人も、ある意味、気の毒ではあると思います。しかし、酔った上での大人としての愚行は看過できません。ただ、この事件は、この犯人だけに特定されたわけではなく、多くの人々にも似たような体験があると思います。これはまさしく「想像できない者が招いた悲劇」です。飲酒運転もしかり、他者の痛みを自身の痛みだと感じられない者。明日は我が身であると想像できない者。どうか、そうなられないように、これが「少数派日記」の大きなテーマです。


ーーーーーネット配信記事転載ーーーーーー


傷害致死容疑>42歳、小4を90度風呂に落とし死なせる

毎日新聞 2月3日(月)22時6分配信


 友人の子どもを熱湯の風呂に落として死亡させたとして、愛知県警稲沢署などは3日、同県稲沢市祖父江町島本堤外、トラック運転手、森和徳容疑者(42)を傷害致死容疑で逮捕した。

 容疑は、2012年12月9日午後6時ごろ、自宅浴室で、遊びに来ていた友人の会社員、椿肇さん(57)=同県一宮市=の長男で小学4年の健(たける)君(当時10歳)を90度以上の湯の中に落とし、全身やけどで死亡させたとしている。容疑を認めているという。

 同署によると、森容疑者は風呂を沸かした際、健君に「風呂を沸かすスイッチを止めて」と依頼したが、健君が忘れたため、湯は90度以上になっていたという。森容疑者は当時、酒に酔った状態だったといい、「冗談半分で浴槽の上で健君を抱きかかえたら、落としてしまった」と話しているという。

 椿さん親子は森容疑者の家に十数回遊びに行っており、森容疑者と健君は仲が良かったという。【渡辺隆文、三上剛輝】


ーーーーーー以上ーーーーーー


被害少年はお父さんが47歳の時の赤ちゃんかあ・・・。う〜ん、悲しい。