2075 狩人とダンサー
猛烈な格差社会ニッポン。ゼニがあるから、と言って、トップになれるわけでもないが、ゼニがなければ、そのスタートラインにすら立てないのが現状。特に子供たちをとりまく格差環境は深刻だ。
安藤総理の幼少時代は、日本一の日雇い人夫の倅が、巨人に入団して、ONを唸らせ、中日相手にパーフェクトゲームをしたり、あるいは、孤児院を脱走したみなし子が、馬場さんや猪木さんが一目を置く覆面レスラーとなったり、ドヤ街の不良がプロボクサーになったりとか、ハングリーがその原動力になったりもした。しかし、今は違う。
野球、サッカー、ラグビー、プロレス・・・すべてのスポーツに莫大な費用がかかる。ことバレエとなるとたいへんだ。
レッスン代や、シューズ代などの道具代以外に、義理買いチケット、プレゼント用チケットの大量購入とか、お付き合いの接待費とか、お祝いの花代とか、付加的な出費が天文学的だそうだ。「あずさ2号」の狩人が、セガレに狩人されていたとは知らなかったw。
ーーーーネット配信記事転載ーーーー
次男が国際バレエ6位 「狩人」兄が明かした“巨額”留学費用
日刊ゲンダイ 2月5日(水)10時26分配信
♪明日 私は旅に出ます 春まだ浅い信濃路へ〜。
70年代の大ヒット曲「あずさ2号」でこう歌っていたのは、兄弟デュオの「狩人」。その長野より遠いモナコ公国に留学させた息子が、新人ダンサーの登竜門、ローザンヌ国際バレエコンクールで6位入賞の快挙だ。
今回のコンクールは、日本人が上位にズラリ顔を並べた。優勝が二山治雄さん(17)、2位が前田紗江さん(15)。これに次ぐ6位が、狩人の兄の加藤久仁彦(57)の次男・三希央さん(18)だ。喜びの父が興奮ぎみにこう言う。
「優勝、準優勝も日本人なのに、6位の息子をこれだけ祝ってくれて驚いています」
三希央さんは2つ上の兄と共に5歳からバレエを始め、すぐに頭角を現した。次男なのに三希央なのは、「子年生まれなのでミッキーマウスからヒントを得た」からだという。思いっきりダジャレだが、今となっては世界に通用する名前に思えてくる。
喜びの半面、加藤家の金銭的な苦労はなかなかのものだったようだ。
「3年前からモナコ王立グレースバレエ学校に留学させています。正直、私の仕事も順調とはいえず、〈あずさ2号〉の歌唱印税もわずか。余裕はありません。次男は中学生の時に全日本バレエ・コンクールで優勝し、約100万円の授業料分の奨学金をもらっていますが、それでも寮費や渡航費などで年間300万円ほどかかっています。傷害保険だけでも年19万円と聞いた時は、〈なんでそんなに高いの?〉と耳を疑いましたよ」
これまでに使った留学費用は締めて約1000万円ほど。
「次男からはメールで〈モンテカルロバレエ団への入団が決まった〉と連絡がありました。これから、いっぱい稼いでくれるかもしれません」
ちなみに、国際電話は料金が高くつくので連絡はもっぱらメール。父は、モナコを訪れたこともない。
息子の留学費用捻出のため、寝食を忘れて仕事に没頭。お父さんにも賞状を贈ってあげたい。
ーーーーーーー以上ーーーーー
賞状くれるなら金をくれ・・・だな、本心は。
経済支援の有無で、見出されない才能もうんとあるんだろうな。我が家の1号ちゃん、2号ちゃんには、金では買えないハングリー精神を与えました。