少数派日記

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“安藤総理の少数派日記”

2083 公明党の欺瞞1

欺瞞=人目を欺き、騙すこと・・・。
公明党創価学会を支持母体とする政治結社。1964年政党となる。
創価学会=法華系の新興宗教で1930年創立。1960年より現在に至るまで54年の長きにわたり池田大作が会長。64年に宗教政党である公明党を結社。91年に日蓮正宗より独立。
日蓮正宗(にちれんしょうしゅう)=日蓮を宗祖とし、大石(たいせき)寺を総本山とする日蓮系教団。創価学会のもととなる宗派。
日蓮宗法華経を所依とし、本尊、題目、戒壇の三大秘法を立て、即身成仏、立正安国を期す。
安国=国家を安穏にすること。
立正安国=1260年(文応1年)、日蓮の著書。天変地異は浄土宗などの邪法の弘通(ぐずう)によるものとし、法華の正法を弘めるべきことを主唱。
浄土宗=浄土三部経を所依とし、法然を宗祖とする。自力教を排して他力念仏によって極楽浄土に往生するすることを主眼とする。


さて、基礎知識のお勉強はこれくらいとして、問題は明日の東京都知事選。
世界の恒久平和を唱える公明党創価学会が、原発を促進、再稼働に向けてレッツゴーの自民・舛添候補を応援するというのだから、本日のタイトル「公明党の欺瞞」となる。詳しく説明する必要はもはやあるまい。


他宗教を信仰する安藤総理にとって、多くの人が思うほど、創価学会に対して嫌悪はない。知り合いの学会員は漏れなくいい人ばかりだし、創価学会に入信して不治の病や、大怪我から救われたという人も複数知っている。それぞれが、それぞれに合った宗教を信仰すれば、それでよい。
公明党に対しても、生活に密着した政党であると好意的に見ているが、今回の舛添支援、原発推進東京五輪への膨大な過剰融資の容認には憤りを感じる。


国政選挙、東京都議会選挙のたびに、都内及び地方の友人知人の学会員、およそ7〜8名から「投票願い」の電話が判で押したように同じパターンでかかってくる。みな親しい仲だけに、無碍にはできない。むしろ、その熱心さに感服する。信念をもっている人々の情熱を感じるし、決して悪いことではない。彼ら彼女らは、真剣に、この国とこの世界に平和をもたらしたいと、そう熱望している。


だとしたら、今回の東京都知事選の自民・舛添の支援は、その学会員をすべて欺く行為にはならないだろうか。
東京は、日本は節電を学び、原発がなくても生きて行く術を確認した。いまだに福島原発の事故が原因で被災している人々が多数いるのに、何の根拠もなく「原発は安全だ」と利権推進派が声高にマスコミを利用する。
アベノミクスで株保有者、ゼネコン不動産関係は、こぞって眼前の利益だけのために自民・舛添を支援し、今後、未来永劫に続く、原発廃棄物の汚染処理不可能には目をつぶり、そんなのカンケーねえ・・・とオッパッピる。
「核は戦争兵器として使用するわけではない」と論ずるバカもいるが、他国テロの格好の標的とされ、いったん破壊されたら国家が潰れることは先の福島事故で証明された。


(つづく)