2119 金田正一の180キロ
もう本当に気になって仕方ない話題。
誰が、一番速い球を投げたのか・・・?
メジャーを含めると、ロジャー・クレメンスやランディ・ジョンソン、ドワイド・グッデンとかノーラン・ライアンとか無数に出てくるから、とりあえず、日本球界に絞りたいと思います。
誰だ? 誰でもいい、NO1の速球王の、その証拠を見せて欲しい。考えるとマジに眠れなくなる。
候補を挙げよう。ないとは思いますが、もし、漏れがあったらコメントしてください。アトランダムに書きます。
金田正一。尾崎行雄。江夏豊。伊良部秀樹。ダルビッシュ侑。田中将大。江川卓。津田恒美。松阪大輔。郭源治。郭泰源。ソン・ドンヨル。藤川球児。鈴木孝政。与田剛。大谷翔平。沢村栄治。山口高志。伊藤智仁。五十嵐亮太。小松辰男。藤浪晋太郎。鈴木啓示。村田兆冶。佐々岡真司。斉藤和己。佐々木主浩。槙原寛己。浅尾拓也。渡辺久信。
どうでしょうか・・・
速球王の哲学(美学)としてストレートの他に投げる変化球は一種のみ。
この条件を満たすと、上記の投手の半分以上が淘汰されると思います。
ーーーーーネット記事転載・久々にやらかい話ーーーー
金田正一氏 現役時代の球速は時速180キロだったと振り返る
NEWS ポストセブン 2月23日(日)7時6分配信
400勝投手の金田正一氏は、文字通りプロ野球の歴史の生き字引でもある。現役時代の球威についてや、往年の名選手たちと麻雀卓を囲んだ思い出について、金田氏に聞いた。
──現役時代の監督(本誌記者は金田氏のことをこう呼ぶ)の球はどれぐらい速かったんですか?
金田正一(以下、金田):180キロは出ていたんじゃないか。
──もう一度お願いします。
金田:やっぱりお前はワシをバカにしとるだろう。国鉄時代、ある地方球場での阪神戦でこんなことがあったんだ。ワシが投げる度に阪神の打者が首を傾げるのよ。それで金田正泰さんの打席でタイムがかかり、何やら主審に話しかけるとベンチから監督まで出てきた。するとマウンドに集まった審判が、メジャーを持ち出してバッテリー間の距離を測り始めたのよ。
──試合中にですか?
金田:ワシの球があんまり速いからマウンドからホームベースまでの距離が足りないという疑いがかかったんだ。短いはずがない。阪神の投手も同じ場所から投げとるんじゃからな。それぐらいワシの球は速かったんだ。
──その真逆の超スローカーブも、「2階から落ちてくる」といわれるほどだったそうですね。
金田:ワシのカーブは山なりの球がホームベース上でストンと落ちる。捕手はミットを空に向けて構えていたよ。そこにストンとカーブが収まるんだ。しかも速度にして60キロ前後。180キロのストレートと同じフォームから投げるわけじゃから、当たるわけがない。大抵の打者はバットを合わせるのが精一杯だ。
──誰も打てそうにない。
金田:ただ、阪神の吉田義男だけには打たれたな。ワシのストレートは速すぎてホームベースで浮いてしまうから、吉田みたいにチビだと全部ボールになってしまう。それに吉田はバットを短く持って前かがみに立つから、ストライクゾーンなどありゃせん。仕方ないからカーブを投げると、それを待ってやがって、コツンと当ててヒットにされてしまうからな。参ったよ。
──吉田氏の名前が出ましたが、試合以外で選手同士の交友はあるんですか?
金田:麻雀はよくやったな。オールスターゲームの遠征では、夜になると南海の野村(克也)や杉浦(忠)らを集めて卓を囲んだもんだ。ワシは5歳から麻雀をやっていたからな。大スターのワシが声を掛けて、断わった選手はまずおらんかった。
──王氏や長嶋氏とも麻雀を?
金田:長嶋とはよく囲んだぞ。ただな、これは今でも謎なんだが、長嶋は役牌どころか麻雀のルールそのものを知らんかったんじゃないかと思う。もちろんそつなく牌を並べたり、ツモ牌や捨て牌もする。しかも楽しそうに打っていた。だが、ワシは長嶋が上がったのを見たことがない。負けてもニコニコしているから文句はないが、ワシの野球人生の七不思議のひとつじゃ。
※週刊ポスト2014年2月28日号
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ロッテの担当をしてたころ、伊良部投手の投球をキャッチャーのすぐ後ろで見せてもらいました。もちろん、防球ネット越しですが、あの球、投げる人もすごいけど、受ける人もす凄いと思いました。
江夏豊さんは東京中日スポーツで解説をしていたので直接、聞いたことがあります。
当時、六大学のスター捕手、田淵幸一のミットが、江夏さんの速球を受ける時に、手前にはじき返せず、すべて手首が後方に反り返った・・・と。
ヤクルト番のとき、金田さんの専属キャッチャーをされていた根来広光さん(故人・当時は編成担当)に直接聞きました。
「金田さんの球は、リリースしてから、目で追っていては捕れないんだよ。ある程度、投げるクセと、来るコースを予測してミットを移動させるんだ。先輩の正捕手でも、よう捕れんかった。カーブだってノーサインで投げてくるからね。もう、金田さんのクセを探すしかなかったよ」
江川卓と現役時代に対戦したドラゴンズの宮下昌巳投手(現・宮下商店)に直接聞きました。
「江川さんが投げた球は、すべてグラウンドに叩きつけてるようなイメージでした。もうマウンドとベースの真ん中あたりでワンバウンドするんじゃないかって感覚です。それが打者の手元で伸びては、高めのボール球になる。ビデオで見ると、かなりの強打者が高めのボール球に手を出して空振りしてますけど、あれみんな、低めの球に見えるんです。僕ごとき、ピッチャー相手に、手首だけでヒョイって投げて、そんな感じですから、クリーンアップとかに、いったいどんな球投げるんかい・・・って感じです。僕の現役生活9年間では、間違いなくナンバー1のスピードボールでした」
カープ斎藤さんは、どう思われますか?