少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2164 風呂と安藤家

無類の風呂好き・・・と言っても長湯はしない、むしろ回数派。夏は日に、最低でも5〜6回はシャワー。
汗をかくのは嫌いではないが、汗を身につけることは不得手。ベタベタして気色悪い。すべてのヤル気が失せてしまう。何事も、まず汗を流さないと活力が湧いてこない。そんな清潔人間が安藤総理。
「喰う」「寝る」「ヤル」「風呂」の究極の選択でも、迷わず「風呂」を最優先。あとは順に「ヤル」→「寝る」→「喰う」となります。


本日で入院45日目。8人部屋の空気が薄い以外は、特に不自由はありません。風呂ライフはバッチリです。
毎日15:00〜15:40までの40分間が安藤総理だけの風呂タイム。他の患者さんは20分枠ですが、何故か安藤総理だけ、毎日40分の枠を用意してくれます。


しかも、朝、昼、晩、就寝前・・・と蒸しおしぼりが出ます。言えばいくらでも持ってきてくれます。顔用、ボディ用、アソコ用の3タイプ。
さらに、パジャマは毎日、洗濯済の新しいやつが用意され、バスタオル、フェイスタオル、バスマットも使い放題無制限。一日500円と有料ですが、風呂好きには天国です。


この風呂好き、間違いなく安藤家の隔世遺伝によるものです。
先の銀座細見で登場した安藤更生の実兄で、日本橋で輸入医療品の販売をしていた安藤博磨呂(ひろまろ)が安藤総理の実祖父。その博磨呂さんも潔癖症で外出から戻ると、必ず消毒液で消毒して、素手では電車のつり革につかまれなかったそ〜です。
オイラも、汗や汚物を洗い流して、洗濯済の着物に着替えると、日に何度も生まれ変わった気持ちになれるのです。あ〜気持ちよか〜。


ところがですよ、こんな清潔潔癖人間の安藤総理と真逆な人間がこの世には存在するのです。
例えば、安藤総理の実父。このおっさんは不潔の極致番外編。真夏でも、へ〜きで一週間くらい、風呂には入らない、下着も取り替えない。母親が「頼むから今夜は風呂に入ってください」と土下座するシーンを目撃したことがあります。
で、入ったら入ったで、一時間くらいは長湯ってる。だから「何故、毎日、入らないんだ」と尋ねたら「入るまでの過程がメンドくせ〜」と言い訳けしたが、服脱ぐのが、そんなにメンドクセ〜ことなのか?
で、チャミー。こやつも女の子のくせに風呂嫌い。「チャミー、お風呂だよ〜」と呼ぶと、そそそそそ〜とうつむいたまま、部屋の隅に逃げて行く。やっと捕まえて風呂場に押し込んでも、四隅をぐるぐる逃げ回り、往生際が非常に悪い子ちゃん。


風呂って、こんなに気持ちいいのに、なんで嫌いなヤツがいるんだろう。私にとっては「永遠の謎」。
そう、我が8人部屋にもいます、強烈な風呂嫌い、アンチ清潔、ほぼホームレス患者。頑として入浴を受け付けない、入院14日目のおじいさん。風呂に入ると魂を奪われ、抜け殻にでもなると思っているのだろうか?


「今日こそは入ってもらいますからね」「明日こそは入ってくださいね」「来週入ってもらわないと、もう先生も診にきてくれませんよ」
看護婦たちがなだめたり、すかしたり、脅したりして爺さんを風呂に誘う。しかし、爺さんは頑固だ。「俺は風呂には入らねえ」と独自の「定説」を貫き通す。笑止。それではオナゴにもてんぞよ爺さん。


その悪臭爺さん、ようやく本日、「入浴します」という誓約書に署名して、20分の入浴を承諾・・・。「あ〜、思ってたより、さっぱりした」と言いながら戻ってきた。
いったいどのくらいの「さっぱりしない度」を想像していたのだろうか、意味不明だ。


私と言えば、40分の入浴で、自身が使用した、血で汚れた包帯を手洗いします。新しい包帯を使うと医療費が嵩むし、焼却すればダイオキシンで大気を汚染し、地球環境を破壊してしまう。自分でできることはコツコツやる主義。幸いにして、部屋がからっからに乾いているので、洗濯包帯は寝るまでに乾いてしまいます。


安藤総理が洗濯した包帯。実は節約家。風呂での手洗いはストレス解消。旅の宿でもやってます。
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