少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2166 偶然被害2


つづきです。


ーーーーーネット記事転載ーーーーー


■贖罪の現実


起訴状によると、渡辺被告は8月15日夜、福知山市由良川河川敷で露店を営業中、多数の花火見物客の生命に重大な危険を及ぼすことは予測できたのに、発電機に給油しようと、加熱した携行缶の蓋を漫然と開けてガソリンを噴出させ、屋台の火に引火、爆発させたとされる。
(安総注=これは酷い。過失では済まされないだろう)


逮捕当初は、「ガソリンの携行缶の蓋が勝手に飛んでいった」と犯意を否認していた渡辺被告だが、取り調べの途中から一転して自ら蓋を開けたことを認めた。
(安総注=強い保身と悪意を感じる)


平成25年12月の初公判では起訴内容を全面的に認めた上で「生涯をかけて謝罪と賠償に努めたい」と書面を読み上げ、被害者参加制度を利用して公判に参加した被害者や家族に深々と頭を下げた。
その後、法廷の内外で、反省と謝罪を繰り返してきたが、逮捕直後は、かたくなに否認を続けていただけに贖罪の現実は厳しい。いくら謝罪の言葉を連ねても、「口だけの反省」「うわべだけではないか」と疑われるのは仕方のないことなのかもしれない。


2月20日の論告求刑公判では、被害者参加制度を利用した被害者や遺族が意見陳述を行った。
事故で亡くなった黒田直希さん=当時(35)=の妹は、時折声をつまらせながら「どれだけ厳しい処罰がされても兄は戻ってこない。軽々しく反省していると言わないでほしい」と述べ、「最大限の刑を希望する」と訴えた。
中学1年の次男が被害にあった余田正徳さん(50)=兵庫県丹波市=は、渡辺被告をにらみつけるようにしながら意見陳述した。閉廷後には「しばきにいこうかなと思ったんですが何とかこらえることができた。償う気があるなら5年入らんでも償うために働いてくださったほうがええんかなと思う」。わき上がる怒りを懸命におさえながら報道陣の質問に答えた。
ただ、わずかとはいえ、渡辺被告について「想像したよりも素直に罪を認めているように感じた」。そんな印象を受けた被害者もいた。


ーーーーーーつづくーーーーーー


加害者に、倍賞責任の意思はあっても、現実問題として、それが可能かどうかは別次元の話。加害者に支払い能力がない場合、自己破産など法的救済に逃げ込まれた場合、被害者を経済的に救う手立てはない。
これも「明日は我が身」。