2271 from China9(原発犠牲の函館)
は〜るばる行ったぜ!は〜こだて〜。
あれは確か高校時代の冬。
「上野発の夜行列車」(3段ベッドの一番上)で揺られ、「青森駅は雪の中」(実際には雪はなかった)で降り、
「北へ向かう人の群れは誰も無口で」(はなく、意外とみなさん、ズーズー弁で話されておりました)に混じり、
「青函連絡船」の下等席で膝をかかえ、ときおり「デッキに佇む女(ひと)」(「風」=大久保くんのナンバー)はいないかと、デッキに出でては、周囲をながめ、
沖に近づくと、確かにかもめは飛んでおりましたが、そんなに「凍えそう」ではなく、むしろ元気にエサを求め、
「ごらん、あれが、竜飛岬、北のはずれ」と指差しながら、泣いている人も、実際には見かけませんでした。
そんな青春の思い出の地・函館も、今では深刻な過疎化が進み、軒並みシャッター商店街。若者の流出と観光客の激減で、高齢化の一途を辿る悲惨な状況。それに追い打ちをかける、他県の大間の原発建設問題。
以前から酷い話だと思っていました。
まずは、記事をご覧ください。国もグルです。
ーーーーネット記事引用ーーーーー
毎日新聞 7月3日(木)21時26分配信
青森県大間町に建設中の大間原発を巡り、北海道函館市が建設差し止めなどを求めた訴訟の第1回口頭弁論が3日、東京地裁(増田稔裁判長)であり、工藤寿樹市長が「建設続行は極めて横暴で強圧的。無期限に凍結すべきだ」などと意見陳述した。事業者のJパワー(電源開発)と国は訴えの却下を求めた。
福島第1原発事故を機に、原子力災害の防災計画の策定区域が半径30キロ圏に拡大され、最短23キロに位置する函館市も含まれることになった。
工藤市長は、建設の同意手続きは立地自治体に限られているとして「函館市は過酷事故が起これば存立が将来にわたって奪われる。至近距離にあるのに、同意を求められず無視されている。地域の不安に何ら配慮してもらえず、訴訟以外に残された道はなかった」などと訴えた。
一方、国側は「市には原告適格が認められない。訴えは不適法で速やかに却下されるべきだ」と反論した。
函館市は津軽海峡を挟んで大間原発の対岸にある。【山本将克】
ーーーーーー以上ーーーーーーー
これでは防災計画区域を23キロから30キロに拡張した意味がまったくない。
なにやってんだ、この国の政府は。
表向きの政策だけで、内容も実情もまったくない。
これだから、政治家や役人や電力会社は多くの国民からバカにされヒンシュクを買いまくる。