少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2339 4900円の鯖塩と7200円の担担麺

12/27日土曜日、予定より3日遅れで、無事・・・ではありませんが、何とか帰国いたしました。

アメリカ、特にNYの外食に関する物価、中でも日本食に関する値段はクレージーで、とても自腹で行く気にはなれません。
例えば鯖塩焼き定食は32ドル。TAX8%とチップ20%を入れると支払いは41ドル。これを今のレート1ドル=120円に換算すると、なんとゲゲゲの4920円。鯖塩焼き定食で4920円。有り得ない。定食というだけあって、サラダとかごちゃごちゃついてくるけど、そんなもんいらんし。しかも、肝心要のシャリを、どうしてケチるのか中国米で不味い、&炊き立てではない。知人のオゴリだから、食べましたけど、自腹なら絶対に行かない。昨日、笹塚で食べた大戸屋の鯖定食850円がタダ同然に思えました。


またラーメンも。実はこれ、いつもご馳走になってる知人に「今日は私がご馳走させていただきますから・・・」と大見栄をきった。「おおそうか、そりゃ嬉しいね」と言われレクサスでマンハッタンへ。「ここが評判のラーメン屋なんだよ」と確かに午後3時過ぎでも15席ほどのカウンターは満席で10分待ち。で、評判だという担担麺、餃子、半炒飯とダイエットコークをそれぞれ二人前を注文。まず最初に出てきた半炒飯・・・と言っても量は日本でいう一人前。ただしメキシコ人の低賃金労働者が作ったと見えて油ギトギトの完食不可能のシロモノ。同伴の知人も日本人店長にクレームをつけましたが、特に作り直すわけでもなく「ああすいません」の一言で終わり。どんなにNYで評判だか知らないが、もともと日本の厳しいラーメン戦争もないので、ライバルも存在せず、しかも相手は超のつく味音痴なアメリカ人。まったく期待はしていなかったので、大きな失望はなく、小さな店だが路面店で月200万円の家賃を捻出するには、どれだけ材料費を削るかにシノギをかけたような味は、間違いなくNYの最悪な水道水を使用したカルキ臭いスープ。炒飯のように食せずほど不味くはないけど、リピートする気にはなれないシロモノ。そして約束通り、私の支払い。2人でなんとチップ込みで60ドル。日本円で7200円とは、マイク・タイソンのボディーブロー一撃、膝から崩れ落ちる衝撃。笑顔で支払いましたが、心の中で「二度と来るか!」と何度も叫びました。


さて、同伴した知人は日本人のドクター。齢70歳ですが、私より食欲旺盛で、太っていて、無類のラーメン好き。今回は17日間の滞在で4回もラーメン屋に連れていかれましたが、正直、苦行でした。不味い、スープがぬるい、量が多い、オゴリだから残せない。
こんな味で、商売が成り立つこと事態、本当に不思議といえば不思議ですが、これも含めてNY。もう20年も前からあるクソ不味い焼き鳥屋もいまだにピンピンと健在だし、美味しいもの(材料費にコストをかける商売)にこだわり、提供しようと努力する店は負け・・・みたいな、感じです。