2698 五輪ボランティアの闇
8/21-16
五輪考5
ボランティア。
通訳、会場案内、交通整理、沿道警備、選手村清掃などなど、リオではボランティアが5万人もいたそうで、ちょっと驚きです。
南米はわかりませんが、北米はボランティア大好き国で、こういう行事に喜んで参加することは理解できます。
地元ブラジルだけでなく、世界各国からボランティアマニア、五輪マニアが来るそうです。
もちろん、すべて自費。
つまり、ボランティア精神に加え、時間と経済的余裕、灼熱に耐える肉体的な体力があり、しかも勤務中は競技も見れないという、三重苦四重苦を喜びに転換できる精神の持ち主限定です。
リオでは登録ボランティア5万人のうち、3割強にあたる16000人がトンズラしたそうです。
その多くの理由は宿泊施設料金の高騰で、資金ショート。悲しい現実です。
さて、4年後の「トーキョー」。
皆さんは、どう思われますか?ボランティア!
条件は先に述べた通りです。
炎天下の中も交通整理、熱中症でぶっ倒れても自己責任、何の保障もありませんよ。
弁当を配って食中毒になったら運営責任を問われるので、多分、手弁当。汽車賃も自腹。
勤務途中の交通事故も自己責任。特に熱中症など、致死の危険性も十分あり、50歳以上のボランティアは命懸け、公務員ではないので、殉職者として一階級特進もありません。
ど〜しますか?
しかも時差ゼロ、リアルタイムの五輪テレビ放送は見れませんよ。
さらに言えば、ボランティアは意味不明な韓国風チンドン衣装を着なくてはなりません。
これは舛添クビで回避されましたが、新デザインは、これまた意味不明のユリコグリーンですよ。
ここにも大きな利権と税金が投入されます。
余談ですが、舛添のあのチンドン衣装はなんだったんですかね〜?
リオも始まってないのに、本当に、あの恥ずかしいユニホーム。
東京のユニホームはリオと同じくTシャツで十分です。
さて本題。生命の危険すらあるボランティア、しかもすべて自費。
あなた、やりますか?
震災復興のボランティアなら喜んでさせていただきますが、私は東京五輪は辞退させていただきます。 何故なら、生命の危険はともかく、美談の裏では、東京五輪のボランティアをすることはすなわち、森喜朗を筆頭とする、一部の利権者の片棒を担ぐのと同義語だからです。
命を懸けて、森の懐を肥やす。
つまり、東京五輪のボランティアとは志願奴隷なのです。
いいように利用されたい人はご自由にどうぞ、の世界です。
アーメン。