掃除のおばちゃんシリーズ4話(番外)実話。
昨日のこと。キャバクラ女医の診察室にて。
キャバ嬢「安藤さん、きょうはちょっと主任の先生にも診ていただきます。よろしいですか?」
お兄「もちろんです。(望むところよ)」
主任「うわっこれは・・・」
傷口を診て明らかにひるむ主任。
主任「安藤さん、これ、いつからこんなに・・・」
いろいろと聞かれるが、すべてキャバ嬢に話した通り、カルテとか見てないのかね?
主任「これMRI撮ったの?」
キャバ嬢「いえ」
主任「レントゲンは?」
キャバ嬢「まだですけど」
主任「血流検査は?」
キャバ嬢「とくに・・・」
主任「これさ、全部やったほうがいいと思うよ」
キャバ嬢「あ、はい」
主任「すぐに予約入れて」
キャバ嬢「・・・」
主任「あ、すみません、横でごちゃごちゃ言っちゃって」
お兄「大丈夫ですか?」
主任「ああ、大丈夫か大丈夫じゃないか調べる検査した方がいいみたいですね〜」
主任「さて、どこを処置しようか?」
患部を見て、皮膚を削る作業。
キャバ嬢「ここでいいんじゃないですか?」
主任「そうだよね、ここしかないよね」
(誰がどう見てもそこしかねえだろ!)
主任「ここは、硬いからメスよりニッパー(爪切りみたいなやつ)の方がいいかな?やれる?」
キャバ嬢「あ、アタシ、ニッパーやったことないんです」
主任「あ、そう。そうだよね。じゃあ、僕がやろうかな。安藤さん、僕がやりますけどいいですか?」
お兄「あああああ、もうどうぞどうぞ、ぜひぜひぜひ」
もちろん、どんな名医も最初はルーキーである。それにしてもどうだろう。人にはみな、得手不得手、向き不向きがある。所見を述べれば彼女はキャバ道タイプ。患者を診る時間を割いて化粧に充てるのを得意とする。今からでも進路変更は遅くない。
マジでヤバかった。バスの爺さんの叫び。身に染みた。