3051 明治の幽霊
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幽霊だったとはいえ、あまりにも違う光景、まず女子がやたらと多い。
当時、こんなんだったら幽霊にはならんかっただろう。
学食カレー250円も当時はブルジョア学生のランチ。当方はコンビニ深夜バイトで、優しい店主から廃棄残飯を三食もらい食い繋ぐ。
バイトの金が入ると味一の中華丼280円。いもやはまだ遠い存在。
味一中華丼が至極のご馳走とは商学部経営学科の風間先生(当時は助教授)と意見が一致。
明治の学者様は薄給なのかね。
早稲田に行ってた中学の同級が卒業で家財道具を皿の一枚まで全て譲り受け、高校の野球部の先輩も明治商学部を卒業なので教科書一式全ていただくも、新小岩六畳一間、水道あり、日当りなし、二階にヤクザが住む木造高梨荘34000円の家賃を払うためにバイト三ヶ所の掛け持ち。
優しいドイツ語の先生が辞書をくれた。
バイト先のスナックでは客同士が店の女子の取り合いで止めに入るも、危うく出刃で刺されるところ、たまたま居合わせた土木作業員が片方を押さえてくれたのでかすり傷で済む。
で、給料日にその店のマスターとママが夜逃げしてみんな給料もらえず、子持ちのホステス泣き崩れる。
昭和時代、裏学生の裏話。