3062 遅延ランチ
4/10-18
およそ65分遅れで到着した本日のランチ。
ランチの遅延については、それぞれの諸事情があると思いますので、私は追求をしないタイプの人間です。
というか、その資格がありません。
実は学生時代に秋葉原の仕出し弁当屋で3ヶ月ほどアルバイトをしておりました。
午前5時出勤でベルトコンベアでおかずを詰める流れ作業を開始して、午前10時に、ワゴン車に詰め込みを完了して秋葉原電気街界隈を配りまくる。
新聞配達と同じ要領ですが、配り終えるタイムリミットは12:00ジャスト。
エレベーターなど待つ時間なく、5階までなら階段を3段飛ばしで走る。
駐車スペースは佐川急便とのせめぎ合い、AKBオタクこそいませんでしたが、昼時の秋葉原は人の海。
「いいからお茶飲んでいきなさい」と話し相手が欲しいおばあちゃん2組の誘いを傷つけないように毎回断り、違法駐車、信号無視を繰り返し、全力でダッシュしても、最終目標地点、不忍池のオフィスビルのN商事、並弁当13個が届けられるのは12:30。
「このカスが」「ノロマ」「真面目にやれ」男社員からの罵声は甘受するとしてもチレーなOLさんから「あんたのせいで昼休みが半分になるわ」「化粧の時間がなくなった」「変態」と罵られながら睨みつけられるのには哀しくなりました。
一番こたえたのは「前の人はちゃんと時間通りに持って来たのに、なんであんたは時間が守れないんだ、コノヤロー」の類いの罵声で弁当屋にも何度もクレームが来て社長に叱られました。
当時は体力バリバリでしたけど、この軒数を2時間でこなすなど、自分では到底無理でした。
どんな体育会系野郎が配っていたのか本当に不思議に思い何人かに尋ねましたが、口を揃えて知らぬ存ぜぬという。
それは逆に怪しいですよね。
で、一番弱っちい学生をワゴン車に連れ込み軽くボコったら、あっさり白状しました。
「安藤さんのコース、実は以前は2人で配達してたんです。でも、僕が言ったて絶対に言わないでくださいよ。口止めされてたんです」
「にゃるほどねえ〜」
で、同じ学生なのに偉そうにバイト長みたいに仕切るデブ野郎がいて、その子がいつも私に向かって「お前、また遅配だってな〜会社にクレームが来てたぞ」といつもいつも悪態ついてくれたので、まずお礼して、(駐車場に来ていただいて、お腹に軽〜く蹴り入れたら、なんか痛いとか言い出してうずくまっちゃって、手を出す間もなく、とりあえず顔だけ踏んであげたら、許してくださいなんて泣きが入り、いつもの悪態まるでなし)、
そのまま社長室に乗り込み、「今日で辞めるから、今日までのバイト代現金で全部ちょうだい」と言うと社長はすかさず経理担当に「すぐに計算してあげなさい」だってさ。理由も聞かないでね。
で社長に「社長、2人ぶんだよ2人ぶん」
「いや〜それはちょっと勘弁してくださいよ」
「社長、ダメだよ、2人ぶんの仕事したんだからさ」
結局日当6000円✖️日数の他に3万円くらい脅し取りました。
今から思うと僕もまだまだ甘ちゃんでしたね。30万円でも少ないくらい、大反省です。
それとあのバイト長、真人間になって更生していることを願います。
僕はランチが遅くなっても文句は言えません。