6/7/18
あ〜あ、なんともブサイクな街になってしもた原宿表参道。
同潤会のひび割れたコンクリと緑青ふいた銅製の手すりや取っ手。錆びた窓枠と、心細い古いブランコ、カラスの声。情緒に満ちた都会の小さな一角。解体前には何度も行って、屋上に登ったり壁や木々たちに頬ずりしてお別れしたけど、やるせない。
こんな、アルミニウムとガラスのチンケなプラモみたいにされちまってさ。
NYはいいよね、建物だけは築200年とかさ、重みを残してる。ただサイレンとクラクションの騒音とでこぼこ道は嫌だけど。せっかくの東京なのに、何もかもが中途半端。100年先の人が見ても素敵だと感じるものを残そうなんて言う、フランク・ロイド・Rのような感性はないのかね。
切られた桜の大木とキディランド。