少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

3279 氣配りは才能

「氣配りは才能」

FBFの皆さまおはようございます。入院47日目です。寝たきりは、いろいろなことを気付かせてくれます。
「あの娘はよく気がつく」「本当に気の利かね〜奴」とか、日常的に耳にしますけど、あれって「持って生まれた才能」だと確信しました。
例えばファミレスで空いた食器をいつまで経っても下げに来ないウエイトレス、よくいますよね。あれとまったく同じでナースもそうです。食器もぜんぜん片付けに来ませんが、一番困るのが尿瓶の片付けです。通常の病院であれば、かなりこまめにチェックに来て片してくれるのですが、ここでは10回のうち7回はナースコールしないと放置です。これは尋常ではありませんが、ひとりだけスーパーナースがいて、私が居る一坪の空間に入るや、足りないもの、不要なもの、私がして欲しいと思うことを一瞬のうちにやってくれるのです。
例えば「安藤さん、冷蔵庫に、お水がもう入ってないけど買ってこなくていい?」なんて言ってくれます。「いや欲しいけど、あとでヘルパーさんに頼もうと思ってた」というと「あたしが今、買ってきてあげる。何本?」とか言ってちゃちゃちゃと片付けくれます。昨夜のナースなんて点滴を予定時間より40分も早く打ちに来るし、尿瓶を片そうなんて気はさらさらないし、水も「時間ある時で構わないから」とナースステーションのすぐ前にある販売機での購入を頼んでも結局忘れてしまうしね。

性格とか医療とかファミレスとかじゃなくて、これは天性の領域。医療なら患者がどうしたら快適に過ごせるか、ファミレスも同じだけど、教えられて身につくものではありません。
おそらくこの内容がわかる人とわからない人に分かれると思いますが、例えば、全てのジャンルで、先頭に立つリーダーの必要条件だと思います。

f:id:chamy-bonny:20190127063722j:image

以下、読者コメント。

 

金沢さん「うちの職場にもいるよ。気が付いていてもやろうとせず、上の者から言われると解っていたかの様に動き出し、次の日、同じ事があってもやっぱり自分からは動かずってのが、、。やっぱり性格とか性分って事ですかね」

 

チカコさん「あとはね、入院を経験した人ならここでこうして欲しいとかわかるね!
そんな看護師はまずいないけど。安藤さんなら患者の気持ちがわかる看護師になれる!」

 

ミユキ姐さん「わかる。手術の後にトイレに行きたかったのでナース コールしたけど来てくれない。もう一回コールしたら「直ぐ行きます」ベッドに座って待ったけど、限界。点滴のコロコロが無いので天井から吊るしてある点滴の棒を片手で外して一人でトイレまで・・・危なかったです」

 

竹谷さん「とてもよく分かります。もしかしたら、社会人として成長する過程で最も重要な資質かもしれません。言われなくてもやる、相手の要求を素早く認識してアクションを取る。これらは訓練でもある程度向上しますが、やはり個人のセンスというか天性のものだと思いますね!」

 

土井さん「思いやる。相手の気持ちを思う。想像力が豊かってことだと思うんです。パッと見ていろんな事が頭に入って来るんだと。話すと長くなるのでやめておきますが、、」

 

ヨシエさん「土井さま、安藤さま、想像力の豊かさは人を成長させ心豊かになります。ほんの少しの想像力でも相手を思いやり幸せな気持ちに。土井さまの日頃の行動は想像力の豊かさから身体がすぐ反応し相手を幸せにしてあげてるんだなあと思います。北島監督の前へはそんな日頃の生き方にも繋がっているんだと思っています」

 

イクヨちゃん「安藤さんいい事いう!ここ最近の投稿で1番いい!これからバイトの面接です。まさにソレ!ソレこそがその人に見えるかどうかです。そういう子は年齢問わず同士となり、長〜い付き合いになってます。今までの人生で100人程は教えて育てて来てますが、教えてできる事は限界があります。気や才って育ちなんでしょうかねー。
前述の方のおっしゃる通りあぁ想像力!これは本当に同感です。ゴミの捨て方だって、次の人が困らないかとか想像すれば綺麗に捨てられるんですよねぇ。これ生活上とても大事。なんなら全てがコレ。

優しい気持ちある人でも気が付かないと表せない。故に優しくないっていう評価になる。隣に困っているお婆さんがいても助けられない。折角優しい気持ちあるのに。これが優しいわけじゃないけど気がつく人だと助けられる。そ~でもないけど、優しいって事になる(笑)

優しくて気がつくなら最強!想像できるって事は、絶えず他との(未来の自分も含めて)繋がりの中で自分の行動ができるってこと。この置き方だと、他の人が困るなとか、あとて自分が困るなとか。看護婦さんなんて最も差が出る!
言われないと気が付かない看護婦さんなんて、もはや仕事の半分やってないとおんなじ。言われてもやらないなら、仕事放棄。人手不足だから仕方ないんでしょうが、うちならクビですね!

安藤さんみたいな物書きさんに描写されると、手に取るようにわかりすぎて。すみません語りが止まらない!」

 

安藤総理「生世マイラブソースイートから褒めてもらったぞい。そう、人事の面接って神にしかできない領域。限られた時間の中で他人の本性なんてわかりっこない。僕の少ない経験(骨董販売と喫茶店)から言うと見るべき点は2つだけ。
1-本当にこの仕事が好きかどうか?
骨董屋時代には、「給料はいらないから見習いとして働かせて欲しい。この空間にいるだけで幸せです」と言う子が女4人、男1人いました。
この職種は特殊で、ジャンルが違ってっもコレクターという部分で根底は同好の士なのです。
ひとりの女性は歯科衛生士を辞して来てくれたのですが販売は素人で、声も小さく、最初は困りましたが、最終的には僕の売り上げを抜かれました。お客さんはみんな、彼女から買いたいとうのです。客はみんな自分のコレクションを自慢したいのです。彼女はそれを喜んで聞くのです。何故ならば好きだから。

2-経営者感覚になれるかどうか

これは言わなくてもわかりますよね。「将来、自分の力で飲食店とか経営してみたいなんて思ったことある?」なんて聞きます。
手が空いてる時のテーブル拭き、椅子拭き、水の出しっぱなしや、不要な電気の消し忘れ、光熱費節減に気を使うのは経営者のマストでしょう、食器洗剤の使用量も バカと出来る子は違います。

チェーンではない個人飲食店は、ラーメン屋以外、ほぼ人に集まります。バカな店員がいるとノーリピートです。
幸いレトロカフェビリケンはみっちゃん店長が切り盛りしてくれて、彼女の人気だけで成立した店でした」