少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

3390 ある癌患者さんの悩み

2/15/17

目の前の川で溺れ、流されてる人がいる。
自分は泳げるし、救命ロープも持ち、携帯でレスキューも呼べる。服を脱ぎ、救助に飛び込む準備をすると、それを見た家族が、やめてくれと、自分を止める。

切ない憤り、やり場のない無力感。誰かに話すことにより自己救済が目的の投稿です。閲覧注意です。気分悪くなるかもしれません。

癌治療の相談を受けたのは50代女性患者さんの姉妹から。家族構成はご主人と成人してる娘さんの3人家族。

癌の部所は記載を控えるがステージ2で進行性、転移あり。
現行は、手術と抗がん剤治療の併用。

私の提案 → セカンド、サードオピニオン、他病院で他に治療法がないか検討すべき。
患者 → そんなことをしたら、担当の先生に失礼。気分を害し、自分の治療に障害をきたす。仁義としてあり得ない。

私の提案 → 進行性の癌なら、手術と抗がん剤治療は治る見込みよりリスクが大きい。それを提唱してる近藤誠先生のオピニオンだけでも受けてみたらどうか?
患者 → 近藤誠先生の記事をネットで検索。相談すれば手術するな、抗がん剤やるな、と言われるのがわかった。相談料35000円がもったいない。

私の提案 → 話を聞けば、担当医は手術を急かしている。患者のスケジュールではなく、自分の予定に手術を組み込んでいるだけ。担当医の指示で菜食にして、体重が43キロから38キロに激減した患者が手術に耐えられる体力があると思えない。体力回復まで手術(手術そのものに、私は反対だが)の延期はできないのか?
患者 → 自己都合でわがままは言えない。担当医の指示に従う。

担当医の提案 → 手術まで入院して、体力をつけるように。
患者の主人 → それは無理。手術前日まで患者(妻)には働いてもらう(共稼ぎ)。術後も入院は3日間で、4日目には仕事に出てもらう。
担当医 → 内視鏡手術ではない。開腹手術。3日で退院はあり得ない。
患者の主人 → それは困る。少し考えさせてくれ。

病院の部屋の問題。
夫妻は4人部屋にするか6人部屋にするかで悩み、家族会議を開いた。曰く、4人部屋と6人部屋では看護師の扱い方に格差が生じると思い込んでいる。今も昔も部屋の人数で看護師がえこひいきすることはない。皆平等ですと言っても夫妻は聞き入れない。

相部屋の患者への気遣い。
入院に際して、相部屋の人に挨拶するのに手土産を何にするか、これまた家族会議。そんなものは絶対に要らないと力説するも、納得いかないみたい。

重労働。
すでに痛みが出てるのに、亭主は奥さんに仕事を強要。10時AM〜11時PMまで勤務。往復の通勤時間は別。本来は入院して静養する時期なのに手術の前々日までフルタイムで働かせるとは狂気の沙汰。でも、口出しできない。

無力感。
私は医者でも神様でもないので患者の癌を完治させることはできない。しかし、情報を元にQOLについての提案はできる。現在の患者の状況からすると手術と抗がん剤は危険な領域。患者は申し訳ないので医者の指示に従うという。この医者は、この場合、完全に患者をモルモット扱い。ここまで盲目的な無知の患者はこの医者にとってカモネギ。悔しいです。

医師のクオリティ
その場にいた相談者からの話。患者の亭主が担当医に尋ねました。「妻は、どうして乳癌 (あ、書いてしまった)になってしまったんですか?」で、担当医の答え「女性だからです」
前後はなく、ただそれだけだったそうです。
当然、亭主は不愉快になりました。もし、その場にいたら、私とて同じ気持ちになったでしょう。
でも、患者さんは亭主をなだめたそうです。担当医の気分を損ねたくないからとのこと。
私ならこんな医者はごめんです。信頼関係が築けません。命を預けることはできません。

すみません、ありがとうございました😊

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