3546 プロ野球円陣賭博事件
3/20/16
プロ野球円陣賭博問題について書きます。長いです。すみません。
世の中には被害者の存在しない犯罪というものが多々あります。例えば、売春、援コ〜、愛人契約。対象未成年は論外の犯罪ですが、成人男女が合意(ここがポイント)の上での契約であるならば、司法が取締まるのは、おかしいと思います。
売春禁止法がありながら、ソープランドでは正々堂々と売春が成立しているわけですから、政府司法は、その必要性、すなわち性的要求の処理の場を公に設け、性犯罪を未然に防ぐ趣旨と同時に、(風俗)産業として、大口の納税対象産業であり、警察官、司法、教員、役人など、収入の原資が税金である職種の人々は、ソープ嬢の活躍が、自身の生活の糧になっていることを自覚するべきだと私は思います。つまり売春は必要悪。未成年、暴力団の資金源にならなければ、「必要」であり、「悪」ではないのです。
では、野球賭博がアウトで、競馬、競輪、各種レース、パチンコ、サッカークジがセーフなのはどういうことなのか?
まずは政府にテラ銭が入る仕組みがないこと。試合数が多く、コントロールが極めて難しいという理由。そして、勝つ八百長は難しいが、オッズによって、負ける八百長なら、可能であること。国民に最も身近なスポーツの一つであるプロ野球のToToが成立すれば、政府の財政は増収間違いなし。サッカーがセーフで野球がアウトなのは、そんな理由です。
あと、職場や学校で、春休み夏休みになると、必ず回ってくる一覧表がありますよね。そう、高校野球の賭博用紙です。一口500円とか1000円とか、ほんの昼食代程度の賭け金で罪の意識は全くないでしょうが、法的には1円でも賭けたら犯罪者になるのです。
甲子園でワザと負ける八百長をやるのは、水島新司先生の「男どアホう甲子園」に登場する南波高校の三塁手・ジャック時田くらいなもんで、通常ではありません。だから賭けの対象としては人気があり、甲子園の汗は、涼しい高層ビルの中のオフィスで、手に汗握られてるなどとは想像のカケラもなく、だからこそ、美しくないのです。
では、清原の覚醒剤。これは問答無用のアウトです。被害者が存在するからです。
まず家族、そしてプロ野球界、母校、その他、清原を後援した多くの人々。延長線上には、深川通り魔殺人事件の覚醒剤中毒患者・川俣郡司がいる。偶然、すれ違った4人の通行人を出刃で刺し殺した。
本題。円陣声出し賭博はアウトかセーフか?
これ、完全にアウトだと思います。だって、賭けの対象がゲームの勝ち負けでしょ!一般人の社内での高校野球のトトカルチョが法的にアウトなら、こんなの絶対にアウトじゃないですか?しかも常習。
例えば仲間内のゴルフやマージャン、握りとかレートとか、ほぼ100パーセントに近いほとんどのケース、金銭のやりとりがありますよね。当然ですが、金額によらず、1円でもやりとりがあれば、見つかり次第、即座に書類送検です。
では、現金が飛び交う円陣賭博は、なぜセーフなのか? 私が見る限り、新聞もテレビもこの問題に関して、どこも司法家のコメントがありません。法的にアウトかセーフかという議論がありません。個人的に知り合いの弁護士に尋ねてみようと思いますが、もし、私の論理通り、アウトなら、ほとんどの選手が書類が書類送検の対象となり、一軍公式戦のベンチはファームと育成選手で埋まり、興行が成り立たなくなるからです。
送検後、仮に不起訴になったとしても、送検された過去は残ります。グランド上で、どんなに記録を残し、国民栄誉賞にノミネートされたとしても、不名誉な過去が原因で、対象外になる可能性も大いにあります。野球殿堂入りも厳しいでしょうね。
当然ですが、困るのは、球団だけではなく、スポーツマスコミも同様です。マスコミがこの問題に対して、これ以上突っ込んだら、文字通り「墓穴を掘る」ことになるわけでチャンチャンフェードアウトです。
本日のサンモニで張本さんが「野球賭博と、円陣の問題は、全く違う問題ですからね、一緒にしないでくださいよ、そこんとこちゃんとして」と、ほざいておりましたが、おっしゃる通り、全く違う問題ですが、どちらかと言えば、個人的な野球賭博より、チームぐるみの賭博の方が大問題なのです。
金銭を賭けた時点ですでに違法ですが、その金を全額チャリティーに回すとかすれば、美談として、まだ救われるのですが、それもない。
私の普段の立ち居振る舞いからして、善悪を語る立場にない、と言われればそれまでですが、清原や、賭博で個人名を挙げられた読売の選手に対して、だったら、円陣賭博に参加した選手も徹底的に調べ上げ、氏名を公表しなさいよ、と、突っ込みたくなるのです。