4066 「春らんまん」な「花いちもんめ」

5/11/18

FBFのみなさま、おはようございます。
いつも安藤の自己満ブログにお付き合いいただきありがとうございます。
ここでの暮らし、少しだけ先が見えてきました。

今朝は「春らんまん」な朝。
高校時代から好きな丸山圭子さんにFBで繋がり、昨日、お誕生日メッセージを送らせていただいたせいでしょうか、今朝は彼女のメロディがふと、よぎりました。

♫私ってぜいたくな女だから
あなたひとりじゃだめなの
東向きの窓からふりそそぐ
あたたかな光につつまれて
今朝はまだ
このままタバコなんて
すいたいわ

春らんまん春らんまん
鏡にうつるねぼけまなこの私
おませでおちゃめな君は
今日も気まぐれ恋する女♫

(詞曲丸山圭子「春らんまん」)

小生も今、東向きの窓からふりそそぐ、あたたかな光に包まれております。
嫌煙者なので煙草は吸いません。地球環境と身体に害を及ぼす、いつものアルミ缶コーシーを販売機で買い、チビリやりながら、10㎝しか開かない窓を開け、間違いなく朝陽まで繋がっている素粒子を己の細胞まで届ける作業を意識的に行っています。

本日は、昨日のつづき、煩悩について書こうと思っておりましたが、天から、メロディが降りて参りましたので、変更します。

午前4時、膀胱7割で放尿欲を脳が感知。

睡眠欲との鬩ぎ合いに勝り、厠にて放尿につき、排泄欲完了。

もしも睡眠欲が勝れば、欲望の自由と引き換えに得るものは寝小便親父なる蔑称、一生ついて回る不名誉。実は厠にて放尿してる最中、つまり欲望の遂行に伴う幸福ホルモンドーパミンの発生中に降りて来たのが在りし日の「はないちもんめ」。

幼きころの戯れ「はないちもんめ」が「花一匁」だと知ったのは、先の丸山女史と同じく、高校時代に聞いた南こうせつの1アルバム収録曲の「花一文目」に他ならなりません。

後記しますが、我々の時代、私を含め、故郷を離れ、集団就職での上京組は、この歌を聞いては夜の盛り場でひとり泣いたものです。

「はないちもんめ」
無邪気だったとはいえ、何故、あのような戯れに？しかも硬派を気取るこの俺が。
女子と手を繋ぎたいという性的欲求からか？

否。あの時代はまだ、女子の味を知らず、その青白き尻にさほどの・・・。

是。いや待て、晴美ちゃんに恋の心を抱き、その喜びが、愛という苦しみに変わり、あの子の家に続く一本道で今日から自分はただの男になろうと誓ったのは小1の時。

彼女が車と接触し入院、お見舞いに行った。街に一軒しかない本屋でマーガレット(当時60円)を買い、持参した。もちろん購入費は母親にせがんだ。

頭に包帯を巻かれていたけど、彼女はフランス人形のように可愛く、同じ人類とは思えなかった。

もしかしたら、そんな彼女と手を繋げるかも知れない。

そんな下心が、己を「はないちもんめ」参加に駆り立てたとしたならば、それは、あの日の性的欲望を否定する理由には至らない。

桑田佳祐が歌う「恋という字は下心〜愛という字は真心で〜」(seaside woman blues より)。

ならば、正直に桑田佳祐に答えよう。「愛です。真心でした」
証拠を見せろ！
よかろう、のぞむところだ。

その後、彼女は小学校6年間と、中学3年間、全教科成績が5。つまりオール5。
そのために私は自ら手を引いた。彼女に遠回りをさせたくなかったからだ青春の蹉跌。

「好きだよ」と言えず、ただ、放課の後の校庭で走る彼女を探していた。

ライバルの村下孝蔵とストーカー競争である。

そんな彼女と戯れた時代の「はないちもんめ」
地方により、多少違うみたいですが、愛知県西三河地方ではこんな感じでした。

「勝って嬉しい花いちもんめ、負けて悔しい花いちもんめ、隣のオバサンちょっとおいで、鬼がいるからよぉいかん、あの子がほしい、あの子じゃわからん、この子がほしい、この子じゃ分からん、相談しましょ、そうしましょ」

遊び方の説明は不要ですね、飛ばします。

今、思うと、これってヤバヤバですよね。
人身売買の予行演習。

リクルートの江副氏なんてここからヒントを得て、人身売買もとい人材派遣を思いつき、いまやエリート産業。プロ野球だってスカウトの腕次第オリックス4位鈴木一朗ですからね。

そんな訓練をガキの時代に洗脳されていたわけですよ。

それとここから格差社会が構築されるわけで、フランス人形晴美ちゃんは双方の童貞野郎が欲しがるわけですから、相談するまでもなく、ピンポイントで行ったり来たり。

で、最後まで欲しいと言われないのはキング・オブ・カス、もしくはクズ、もしくはブスなわけですよね。世にも残酷な格差社会が放課後の校庭に存在したのです。

脳が天気な人気取り執着教師などは、ガキどもと手を繋ぎ「勝〜って嬉しい」などと偽善の腕を左右に広げ、これが偽善ではなく心から子供が好きな教師はいずれロリコン問題を起こし社会に追われることになるのです。この忌まわしい「はないちもんめ」のせいで。

「はないちもんめ」とはすなわち「花一匁」
つまり生花市場での業者のやりとりが起源。築地の鮮魚のように卸売り業者と街の花屋さんがセリで競う。売買の単位は目方、つまり匁目。

安く買えた花屋は「勝って嬉し」く、安く買われた卸売りは「負けて悔しい」という分かりやすい構図で、立場は天候や在庫に左右され入れ替わる。

これが街の花屋に並ぶと、どの花を選ぶのかなぁ？と仲間割れした5人組が電柱の陰から、客の行動をストーカーする。

「ああ、あの客はあの花を選んだのか」とじっと見つめる。「世の中には色んな花があるなぁ」と残留して取締役になったメンバーが言えば、干された全裸公園板椅子正座男が「色んな花があるけれど、僕は世界にたったひとつの花なんだ」と言って、書類送検された過去を自慢する。

すると、今度は、アルコール依存症でクビになったメンバーの穴埋めに「あの子が欲しい」と件の取締役が指名された。

これはなかなかオモロ〜なコラボ、化学反応もいいかも、と件の真性ロリコン教師が乗り気を見せ、ゼニになるなら何でもやろうと、積極的。これが「はないちもんめ」の効能。

同じ伝で吉原遊郭街、昔の銀座ガード下、地球上の全国津々浦々、古今東西、男女もしくは男男、もしくは女女がいる場所に100パーセント存在する「花一匁」
「お兄さん、遊んでいかな〜い？」
「花・・・一匁、いかほど？」
「口切りだから、安くしとくわよ〜」
「じゃじゃあお願いしようかなぁ」
「そう、こなくっちゃぁ。で、お連れのお兄さんはどうするの？」
「そうだなぁ、ぼかぁ、あの子がいいなぁ」
「あらやだねぇ、あの子じゃわからんわ〜」
「じゃあ相談しましょ」
「そうしましょ」

これね、マジな話ですよ。花一匁の花は花の隠語。

もう潰れましたけど、巣鴨にあった安全地帯というピンサロが「花びら3回転」の元祖。

花びらとは花の隠語で花一匁と同じ花。

NHKの「花は咲く」とは全く違う花ですが、NHKの職員も花びら回転は大好物で、北京でハニトラ、花一匁で拘束されたのもNHKの職員様、しかも一度に7人の大量検挙で取材自粛の喜劇。日本の国営放送の有り様がこれ。

「最近になって、「ＮＨＫ中国総局の男性職員が買春を行って北京の公安当局に拘束されたが、もみ消し工作を行って密かに帰国 ... この番組に出演している貴殿は「ことしですね、ＮＨＫの北京の職員が、北京支局にいた職員が、買春行為つまり売春ですね」(桜チャンネルより抜粋) ← これ事実ですね。当時中国におりました。国営放送のニュースでやってましたから。www.ch-sakura.jp/topix/1272.html

安藤更生著「銀座細見」に興味深い一説があるので抜粋したい。

・ストリートガール

彼女たちの、姿態の特徴、彼女らの名前、根拠地、そんなことを挙げることはわけないことだけれども、それはいたずらに彼女らに迷惑をかけるだけで、何にもなるまいと思うから。僕は彼女たちに迷惑をかけたくない。そうでなくてさえ彼女たちはジケイ(自警)だの、風紀係だの、うるさい眼に相当神経を使わなければならないからだ。いったいストリートガールなどを眼の敵にするのはチャンチャラおかしいじゃないか。ストリートガールをやれ文明国の体面などにかかわるなどと吐(ぬか)すが、僕にいわせれば、ストリートガールこそ文明国の象徴だ。その証拠にストリートガールなんてものがいるのは文明国の文明都市に限るじゃないか。野蛮人の間に行ってみたまえ、淫売だのストリートガールなんてものはいやしないから。学校の教師だの警察の役人なんてものは頭が逆様(さかさま)にくっついているんだ。

そうだそうだといたく同意ですが、皆様はどうでしょうか？

では最後に、集団就職組が酒場で泣いた「花一文目」

あの娘と別れて花一文目
故郷離れて花一文目
汽車は出てゆく煙は残る
泣くな弟元気で妹
あんちゃんはあんちゃんは
遠くまで行くんだ遠くまで

東京めざして花一文目
夢も希望も花一文目
山のカラスは何故鳴くのだろう
振ったハンカチ母ちゃんの涙
あんちゃんはあんちゃんは
遠くまで行くんだ遠くまで

つらい仕事も花一文目
帰りたくても花一文目
夜の盛り場一人で泣いた
故郷のあの娘はお嫁に行った
あんちゃんはあんちゃんは
遠くまで行くんだ遠くまで

(南こうせつアルバム「帰り道」より「花一文目」)

その後、晴美ちゃんがお嫁に行ったという噂、歌舞伎でゴミを漁る伝書カラスに聞きました。母ちゃんがくれた、木綿のハンカチーフで、心の汗をぬぐった。

本日もついてる感謝してます。

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