少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

4090 人智の逆療法

5/13/18

FBFのみなさま、おはようございます。
およそ34日ぶりの娑婆を堪能しました・・・

というのは虚偽で、実際は否です。
まるでスペースシャトルから帰還した宇宙飛行士の悲哀。
重力に負けました。

今回は退院して社会復帰ができるかどうかというお試し企画でしたが、厳しい結果となりました。
まず、自宅で2度のダウン。企画していた洗濯と掃除と床屋は全て断念して横になる。

渋谷でのアポは東急セルリアンホテルと東急エクセルホテルを間違える。

先方は中国の超富裕層と聞いていたので、頭の中にはセルリアンしかなかった。

「1409号室に来てください」
のメールを受け、エレベーター前で右往左往の挙動不審。
すかさずコンシェルジュが飛んでくる「お客様何かお困りでしょうか?」
「あら〜、当館の客室は19階からでございま〜す」
「あいや〜」

一歩でも、歩を休ませたいところの痛恨。
で、客が「スシ食いてえ」とのことでエクセルより最寄りの立ち喰い、いつもの「魚河岸日本一」へ誘うも改装中。仕方なく渋谷の人混みセンター街店へ行き、たらふく。
その後、ある事件の件で上野へ。刑事さん二人と打ち合わせ。

なぜか別れ際、最後は抱擁される照れ臭さ。よもや、私のカラダが目的かしらん??

湯島ラブホテル街より、千代田線にて、隣に座したうら若き女性が寝入って、我が肩にもたれる偶然、心地よしの褒美。されど、終着の代々木上原に着き、下車しようと立ち上がった刹那、猛烈なる立ち眩みにて、ベンチ探し、ホームにて休息。

今書いているラグビーの原稿、昭和初期の話。

北島明治が、練習場を求め、流浪していた頃、代々木練兵場で練習。馬糞まみれで鼻の穴から糞の中の藁が出て来たという逸話。馬糞臭の明大ラグビー部員が乗る帰りの電車は車両に馬糞の匂いが蔓延したとう迷惑行為。乗車した駅は小田急線参宮橋だったと、調べがつき、その延長線上にある代々木上原のベンチ。
意識朦朧の中、現在はブサイクな高架になったが、本来は前駅の代々木八幡より地上を走る美しい昭和の古。「線路は続くよどこまでも」その昔、選手・北島忠治が、同じレールの上を乗客としてだが、走った路線、時空を超えて。

代々木上原から自宅までの距離、通常徒歩6分。タクシーもワンメーターにつき、拾うことも視野にはあったが、リハビリも必要と徒歩を決意。

30分以上もかけてユクリ歩くもガガーリンやアームストロングが体験したのと同じ重力による自身の全体重が両の足首に集中するという物理、力学的な事実。

本来はこれを「ど根性」という精神力で乗り越えるために、重いコンダラでグランドをならしたあの夕陽の日々。

昨夜は、痛みに負けた弛んだ根性を引き締めるために、寝る前、バロン先生の昭和柔狭伝「覚有情(かくうじょう)」すなわち「六道の凡夫の中において、自身を軽んじ、他者を重んじ、悪を以って己に向け、善を以って他に与えんと念(おも)う者あり」の刺青を背負った、柳勘太郎の人生を読む。

目覚まし無くも、陽射しなくも、真冬よりは朧げな薄明かりの中、目覚めた6時ちょうど。空き缶を町内のリサイクルに出す。6:30より町内の老人会のラジオ体操に出る。トイプーのリリーちゃんが来てない。久しぶりの再会を楽しみにしていたのに。聞けば「飼い主が老いぼれてこれなくなったとのこと」。世知辛い。

人も犬も老いぼれるが、街だけはコンクリの鎧で若返る人智の逆療法。根性は重力に負け、我が足首悪化の愚。くそ〜いて〜。ビシバシ来てやがるw〜(涙)。
宅急便は受けてもらえんし、やぱり病院に住民票を移すかね。

本日もついてる 感謝してます。

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