4137 中川理髪店の哀愁
4/13/19
伸びきった髪を散し、不精な髭を委ね、凝った筋肉をほぐしてもらおうと、念願だった学芸大前の中川床屋へ。三宿病院最後の朝食を済ませ、ナースと桜に別れを告げ、東横線・祐天寺からひとつ目の学芸大へ。
ここはカープ斎藤さんがドラゴン時代に推奨してくれた店。当時から5000円の高額床屋なれど、耳かき、マサジ付きの癒し系90分。
集団就職で田舎からごそっと連れてきた女工哀史金の卵たちがタコ部屋で共同生活しながらオサンどもの髪を切るという、現代版おしん。
女の子たちも東京の理髪店で修行しました、という肩書きを引っさげ、適齢期になると故郷に帰り錦を飾る、という構図。
客、経営者、女工さん、故郷の両親、田舎のお客さん、とそれぞれにメリットが生じる昭和システム。
ところが数年ぶりに訪ねて腰を抜かしました。
あれだけワンサカいた田舎娘が全員トンズラ〜。
残ったのは昔からいた経営者側的なロートルのお姉さまが2人のみ。
電話で予約できるか確認したところ不可で、「みなさん、外で並んで待たれています」とのこと。
それでも9時に行けば、2巡目くらいには入れて午前中には終わるようなニュアンスでした。
確かに椅子は一、二階を合わせて10席ほどあるので、20番以内に並べば2巡目という感覚でした。
ところが、来てみたら稼動の椅子はたったの2席。
切り子が二人だから当然の道理。で、私の順番が3:30ですと。
9時に来てですよ。あり得ない。
「いやいや、だったら電話でちゃんと、本当のことを言ってよ。話が違うじゃん」ということになりますよね。
「すみません、言葉足らずでした」ってあんた、「言葉足らずじゃなくて、これはミスインフォーメーションよ」と反論。2人しかいない状況がわかっていれば他の店を選択できた。
電話で確認した意味ないじゃん。
というわけで、姉妹店から応援を呼んでもらうことで手打ち。12:00にやってくれるということですが、後味よろしくない。
栄枯盛衰、不況というか散髪離れ、こんなところにまで。
中川床屋、今日でお別れです。
コメント
ミツル「あり得ない!!俺だったら今日、そこでやってもらわず他へ行きます。そんな状態が続けば言うまでもない結果が...。(笑)」
メグミハラさん「MG5にブラバス、アウスレーゼこれでヤナギヤポマードあれば、完璧昭和理髪店ですね(笑)」
裏「原 恵海 さん 久々にMGの匂いを嗅ぎ、あの頃へインナートリップです」
マキちゃん「病み上がりに散々待たされ、挙句にとんだ店の現状を聞かされたなんて、疲れも倍増しますよね。もしかしたら店側は、事情を話したらお客に帰られてしまうのを恐れたのかもしれませんね(´ー`)顧客をなんと思っているんでしょうか? 安藤さん、本当に大変でしたね…」
裏「松下 真紀 ちゃん 客も大変だけど、店も大変。残った娘っこは腐らずに職務を全う、応援したくなりました」
ユカリ「そーなんですね~ なんだか、後味悪いけど、感謝して、次に行った方がいいね❤(^^)」
裏「森田 ゆかり さん それでも親切丁寧だったの、またきようかとも思います」
サトシドイさん「最初のサラリーマン時代、オフィス?会社は大学の目の前主婦之友ビルでした。
床屋は坂を下りユニーク!全て女性理容師。昼休みに早飯食って、通いました。(笑)」
ヤスシさん「土井 聡 さん。主婦の友ビルの中にエスペリアと言う大型な喫茶店がありましたが今神保町に移りましたが仕事のお得意さんです」
裏「土井 聡 さん 昔はどうしても、オトコの美容師にあたると角刈りにされてしまいました。あれが嫌で僕も女性美容師を狙います。香りがいいし、ボインが触れることもあるし」
裏「金沢靖 さんも ボイン派でしたか?」
トヨジ「床屋に行ける幸せ味わっておいて😂」
裏「岡田 豊治 あ、そうか〜 行けない人もおるんやなぁ〜😭」