少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

4347 ユベントスの選択

6/5/17

プチ自慢というか得意話、昔のね。
引き出しから、懐かしい名刺が出て来たのでね。
サッカーはよくわからないけど、ヨーロッパでは、マドリードユベントスが、戦ってシーズンが終了したそうです。
そのユベントス、サッカー好きなら誰でも知ってると思うけど、縦の白黒ユニフォーム、日本の葬式の垂れ幕みたいな奴です。

実は、その昔、名刺のおじさんから「チミ、うちの通訳と広報になりたまえ、これから日本でサッカーを流行らせて、ウチのクラブを日本で宣伝したいんだ。どやねん」と英語で誘われました。

当時はトヨタカップって言ったかな、欧州と南米のクラブチームの決勝が中立国の日本で行われました。当時、国立競技場がスポーツで満員になるのはラグビー明早戦と、日本選手権、大学選手権のみ。でも、超マイナーなサッカーもこのトヨタカップだけは満員でした。

で、ルーキー記者の私に、この取材に行けと! つまり、誰もサッカーの取材経験がない。もちろん私もだ。
社命なのでのこのこ出かけた。試合前日の練習。全員が全員、伴天連さんなので、誰が誰だかわからんし、私服になれば選手かスタッフかも区別がつかん。当時は英語喋る記者はほとんどいなく、スタッフのおじさんと英語で話をしていると「今夜、パーチーあるけどチミも来る?」とお誘い。

サッカー興味ないし、めんどくせえなあ、デスクに言えば行けと言われるし、で、言ったら、やっぱり行けと。で、カメラマンと一緒に行ったら、ものゴツい豪邸。ここはどこですか? イタリア大使の邸宅です。 三田だったと思う。
カメラマンが僕に尋ねる「誰を撮ればいいの」そんなこと知らんがな。みんな同じ顔やん、デカいし。

で、さきほどの名刺のおじさんからのお誘い。
そら、ドラゴンズの通訳のお誘いなら喜んでだけど、ユベントス知らんし、サッカー興味ないし、みんなデカいし、ユニフォームは葬式だし、「チミ、絶対にいいチャンスだぜ」とも言われたぜぃ、て今更ね。 と、そんなお話し。よくありがちな。

時間は戻らないけど、無知と有知では、人生の選択肢が変わるという、しくじり先生、でした。

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