4930 殺処分考
3/17/15
悲しむことの他に、出来ることはないのでしょうか?
以下ネットから
ー殺処分現場にてー
「恐怖・苦しみ・悲しみ・絶望・・・」
思いつく限りの言葉を並べても
彼らの心情を代弁することはできません。
収容期限が迫るここにいる全ての子が悲しい顔を・・・
全ての子が恐怖から体を震えていました。
人懐っこい子は悲しい顔をしながら
「お願いだから助けて」と
こちらに寄って願うように・・・
もう一方、野犬・その子供たちは
人間からできる限り逃げるように
みんなで隅っこに固まり震えていました。
この日殺される命は十二頭の犬と二頭の猫。
無機質な冷たい機械の迫る壁に、
彼らはゴミのように、鎮静器へ押し込まれていきました。
鎮静器の中へ入っても
「お願いだから助けて」
「生きたい」と
必死に私に伝えようとする
ガラス越しにこちらを見つめる子達が忘れられません。
私が見ることができたのはここまでです。
ここの殺処分現場はトラックの中です。
鎮静器ごとトラックにに移され、
焼却場に向かうとと同時に
鎮静器に毒ガス(二酸化炭素)が吹き込まれます。
トラックの中のモニタリングで職員は彼らが殺されている状況を確認します。
鎮静器のガラス越しの中にいる写真の子達は、数分後に苦しみながら殺されました。
その日案内してくれたお若い獣医さんは
「約3分間本当にもがき苦しみます。安楽死なんかじゃないんです。
動物を助けたくて獣医になったのに・・・」と
涙を浮かべお話してくださいました。
苦しみや恐怖の中死んでいった恐ろしい顔をした遺体ばかりです。
目を見開いたまま、口から泡を吹いたまま、恐怖の中で死を迎えます。
実際にこのような殺処分現場を・・・殺された彼らを見てしまったら
生涯この問題から避けることはできません。
それでも私たちがこの殺処分現場を見る辛さと比べ物にならない程、
実際に殺されるという辛さを彼らはむかえます。
全て人間が作った残酷な社会です。
だから、多くの人にこの社会問題を知ってもらいたい。
そして悲しい世界が変わりますように。