5141 五輪地方負担金の怒り
12/23/16
五輪地方自治負担金問題。こうなることは火を見るより明らかな事案。
石原の第一次招致運動の頃より、私は自身のブログ「少数派日記」の中で声高に訴えてきました。
小池グリーン百合子都知事に、一分の非も責任もないことを前提に書きます。
石原慎太郎の五輪誘致は、単に己の小さな名声のため。ジャーナリスト出身の猪瀬に至っては、さらにタチが悪い。
現代五輪の事前負債や、大会後の負の遺産の足し引きがわかっていながら、石原親分の操り人形、都政の膨大なマイナスを確信しての不正義招致、悪質。
棚ボタ野郎舛添は便乗商法で、節約のパフォーマンスを見せるが、見え透いた茶番で、裏では森と遠藤と出来レースのドンガバチョ。
いや〜本当に、百合子グリーンで良かったw。民主政権と舛添都政の失われた数年て、本当に国民のダメージ。年数の3倍も4倍も。
五輪の自治体負担金ですが、各県の首長の言い分はもっともであり、契約社会ですから、東京都の道理は通らない。
今さら、足りないから負担金出してくれでは、納得いくまい。
されど、これは、本当に都民、すなわち都税だけで負担しなければならない案件なのか?埼玉や、神奈川や千葉の人も五輪を見るだろう、経済効果もあるだろう。
これは、こんなデタラメな契約を基に、隣県に協力を求めた誘致委員、すなわち、そのトップの猪瀬、森、広告塔クリステルに至るまで、「トーキョー」のおっさんの言葉にピョンピョン飛び跳ねた連中全員にあると思う。
五輪がくだらんとは言わないが、要は運動会。速く走るか高く飛ぶか、競うのは自由だけど、その前に、人間が生きるということが大前提のはず。
400万円前後の年収では、家賃を払えば、老後の貯蓄は不可能。
半額弁当、発泡酒、100円マックで多くのお父さんたちは凌ぎ、給食が最高のご馳走という子供らが多勢いる現実がある。
あちらこちらに。学生は卒業と同時に400〜600万円の奨学金ローンを背負い、東北では仮設暮らしの人々がいる。
五輪にかけるゼニがどこにある。400万円のお父さんたちから搾取した税金じゃないか。
森がいう、スポンサー協力金5000億円だけでやるなら、私は異議を唱えない。その範囲でやってくれよ。
これがエスカレートすると、私のような低所得者は、全く罪のないアスリートたちに怒りの矛先が向く。
もちろん、全くの逆恨み。
しかし、中小零細企業の経営者は、例え、経済的にアスリートを支えたくても、現実問題としては、スポーツどころではない、というのは本音だと思う。
不必要でも、道路やハコモノをおっ建てる公共事業が景気を循環させるという構図は角栄さんの時代の産物で、バブル崩壊と同時にほぼ終了して、少子化の現在ではナンセンス中のナンセンスな発想。
当方、スポーツライターの端くれでもあり、五輪が来れば、原稿依頼も来るでしょうが、僅かばかりの稿料のために、後世の人々に負の遺産を残す恥を晒したくはない。
リオでもガラガラの客席を、松岡修造がいくら大声で盛り上げても、ガラガラはガラガラだから仕方ないだろう。
開催中でも競技場の外では反対を唱える市民団体のデモと警官の睨み合いを報道せず、綺麗事のみ報道するエセマスコミ。
残念ながら、スポーツを通じて平和なんて時代はもう終わりました。
私の見解とかではなく、世界の情勢を冷静に見れば、そう判断するしかないでしょう。
本当に、心の底から東京五輪いらん。返上してもらいたい。
てか、もう、世界的に五輪の役目は終わったと思います。
五輪が来ることで、高揚より、不満、不安、異議、嫌悪を感じるのは、私だけではないと思いますが、どうでしょうか?