5151 ズーズー弁とクリスマス
12/24/15
「銭っこさ、出すっちゃからや〜、ミソする(みそ汁)と、漬け物さ、付けてけろ〜」
昨日の笹塚椿カフェ。実話です。
幸い、女給さんが、東北から来た社長のズーズー弁を聞き取れず事なきを得ました。
社長が都内で迷子になり、私の店(24時間営業の骨董店)に道を尋ねに来たのが18年前。
それ以来、気がつくと、フラ〜と前触れなく訪ねてくる。
服装も靴もギンギラ時計も首輪も手首鎖も18年前と全く同じスタイル。
当時は3億円の借金の取り立て、今回は4800万円だそうだが、大概は貸し倒れ。
紙袋いっぱいの借用書を見せてくれるのですが、何のためなのか意味不明。
何月何日何時何分「安藤さちょう(社長)と電話でハナス(話)すたっぺや〜」と社長の秘密手帳を初めて見せてもらいましたが、時刻から話の内容まで、実に正確に記録してあるのには腰を抜かしました。
「だって、おで(俺)几帳面だっぺからして」と、パチンコ、競馬の勝敗表も実に正確に記録。
恐ろしい額なので、公表はできませんが。
話は半分しかわかりませんが、愛すべき東北社長なので、椿カフェで延々5時間、おっさん2人、23時の閉店まで。
私はコーヒー5杯、社長はカフェラテ4杯。
最後は「ズーニュー(牛乳)さぬくめたやつ飲ましてけろ〜」とメニューにないホットミルクをまさかのオーダー。
社長の情熱に打たれ、なんと厨房の人がつくってくれました。
喫茶店で会計は驚きの1万円超え。
2000万円のベンツで来る社長ですが、常宿は1泊2000円のサウナというのが愛される所以です。