5431 笹塚イーグルハウス
2/1/19
「新天地に活路」
やって参りました杉並宗教病院。
オーダーしておいたライティングデスクもありますし、個人用冷蔵庫、電動ベッドも完備、飯もうまいし、リゾート気分です。
2カ月ぶりの床屋でスッキリ男前。初めての店、笹塚イーグルハウス、ネット検索。
丁寧な応対で10時に予約、病院から直行、運転手に送ってもらう。パッと目に飛び込んだのが、入口に飾られた額の色紙。
「どうして中西さんと松岡さんがひとつの色紙に?」との問いにアニキ。
「実はお二方ともウチのお客さんで、たまたま、同時に来られたタイミングにお願いしたんですよ、へへへ」
アニキさらっと流したけど、これかなりのレアものですぞ。
「今度、中西さん来たら連絡して。チャリで5分で来るから」
が、喜びも束の間、腰が痛い。マサジを辞退して迎えのクルマに乗り込もうとした刹那、アニキがすごい形相でダッシュして来た。
やばい、ゼニは払ったはずだけど。
アニキ、息を切らせて言う。
「今さっき、そこの公団住宅で殺人事件が発生しました。犯人は逃亡中です。お気をつけください」
確かにパトカーと覆面が列なして停めている。目視できるだけで、白黒パト3、覆面4。制服警官と鑑識も。
目つきの悪そうな私服は刑事だろう。
運転手が言う。「さっきは甲州街道高井戸付近でスマホトラックに横断中の男性50歳が轢き殺されていましたよ」。
さらっと言うところが世紀末、麻痺症状。
「安藤さん、あとこれ」アニキが何やら紙袋を差し出す。
てっきり試供品のシャンプーか毛生え薬かと判断した自分を深く恥じる。
「これ、リハビリの活力にしてください」
アニキが差し出した紙袋の中身は、先程、私が仰天した中西太と松岡弘のコラボサイン、え、まさか。
「だってこれはチミの命の次に大事な・・・」
「いいんです。だって俺、松井世代だから現役時代の中西さん知らないし、安藤さんが持っていた方が価値あるし」
私はアニキの手を両手で握った。
俺も中西太さんの現役時代は知らんけど、FBFの原さんが知ったら絶対ここの常連になるやろなぁ。これでもう、学芸大前、ナカガワピンク理容室には行けんやろぅ。
本日も ついてる 感謝してます。