6105 食事に文句の老母
5/8/21
fa30y (05/08/21) 5:59 起床 W 931→932
午前中、宗教病院。形成外科(左足)の方は回復に向かい、次回は2週間後でいいとのこと。右足の整形外科は手術するかどうか、私の判断待ち。肋骨の方は、痛みも少し緩和した。どうせレントゲンを撮られても、安静にしてくださいと鎮痛剤処方のみ、医療費がかさむだけなのでスルー。
笹塚からバスで一緒だった特徴あるお爺さんが、会計待ちの一階の椅子にいる。おかしいな?と思い、声かけると、お爺さんの行くべきところは2階の循環器内科の診察受付。連れて行ってあげるのだが、こういうのは病院のフロアの案内の人の役目だろ。二言三言、お爺さんと言葉を交わせば、何も理解できていないことがわかるのになぁ〜。
安城のおっかさんから定例の電話。今夜は4人部屋をひとりで占領とのこと。しかし「食事が美味しくなくて食べられない」と言い出した。逆を言えば、食事にケチをつけだすほど回復したとも言える。
母親は信州の出だが、三河も劣らぬ味の濃い地域。トヨジの食卓なんかソースの海の中でトンカツが泳いでる感じ。信長が京料理を馬鹿にするのと同じ理由だ。だから三河の人間に病院飯はキツかろう。
しかし「そうじゃない」と母親は必死で抵抗する。味付けの濃淡ではなく、それ以前の問題だとか。
につけても、だいたい病院飯にケチをつけるのは老人が多い。戦前、戦中、戦後と食糧難でひもじい思いをしてきた世代は、当時に比べりゃ「マシ」じゃないのか?とふると「そうじゃない、当時は大根のシッポだって大根の味がしたけど、今日のナスはナスの味がしない」と深いことを言う、。
三河あたりじゃ、きゅうり、ナス、かぼちゃ、トウキビ、スイカ、梨、イチジク、柿、米あたりは、よく玄関のドアノブにぶら下がっている。田舎なんて、だいたいそんなもんだろう。よく考えると、ありがたい話だ。
しかし、おっかさんときたら、姉に明太子と生シラスを所望した。それを真に受けた姉もイカれているが、受け取って渡した看護婦も疲れている。すぐにすっ飛んできた婦長に取り上げられた、と、おっかさんはプンプンだけど、入院患者にナマモノの差し入れとは浮世ばなれした話ではあ〜りませんか!しかもこの時期に。
さてと、私は明日、ウルトラ警備隊。ク〜ちゃんは我が家のガラクタ警備隊、ご苦労さまです。
本日もついてる、感謝してます。
少数派日記21