少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

6144 性生活解剖図譜

5/16/20

「7日間ブックカバー、読者文化の普及に貢献する為のチャレンジ」

 金沢靖さんからバトンを預かりました。勝手に13日目です。
 漫画を含めれば蔵書5000冊の読書家です。

戦記&ラグビー〜山岳-野球-文学-宇宙思想(哲学)-ナチスホロコースト-移植医療-戦時中の人体実験事件-昭和の私小説「愛と狂気」-「御巣鷹山日航機墜落事件」-「ホスピス」、「ストーカー殺人事件」と来て本日は「エロス」がテーマです。
 
 人が生を貫く上で欠かせないのが「性」に対するエネルギー、すなわち興味ではないでしょうか?
高校生のころ、カッペくんや植村らと1時間以上、深夜の国道をチャリで走り、岡崎石工団地にあるビニ本自販機に、クラスを代表して、購買を決め込みました。中学の時は柔道部の田籾くんの指導で「女体の神秘」「エマニエル夫人」を変装して大須劇場まで観に行きました。また、「11PM」を一家に一台しかないテレビで、深夜コソコソ観るのは、万引きと同じくらいの罪悪感でした。
 つまり、本当に欲しいモノは、どこまでも苦労して手に入れることが必要である、と、戦後教育を受けた我々世代は、涙ぐましい努力を、それぞれが青春の日々と引き換えに得たものです。
 それを今のガキどもと来たら、YouTubeだか出会い系だかでバンバン楽勝で入手しやがって。これでは性の飽食で、目の前の馳走にも、
「満腹ですからもう結構」と快楽放棄、これが日本の少子化の最大なる理由というわけです。経済はその次でしょう。

 さて、紹介文献ですが、『性生活解剖図譜』は昭和40年の初版依頼、翌41年には28版という、当時の超ベストセラー。ほとんどのページが図解で構成された医学書。みなさんのご両親もこれをバイブルにしてみなさんを作成された可能性も大いにあります。著者は墨東病院産婦人科長の古澤嘉夫医師の監修の下、東大卒の松戸尚医学博士が書き上げた。
 例えば「接吻の心構え」だとか「短小への対処法」だとか、そのメカニズムやメンタルまで懇切丁寧に仕上げてあります。

 もう一冊は、その右にある古い本。最近の入手だが、『未開人の性生活』。いったい誰がこんなものを書くのだろう?実は英国の著名な人類史学者B・マリノウスキー博士。荻窪駅前の古書店で見つけたものだが、これは「世界性学全集」(河出書房)の全20巻の中の一巻で、これを100円でゲトできたことは奇跡に等しい。初版は昭和28年、性問題研究会が責任編集している。

 世の中、数多の凶悪事件には事実として性問題が大きく絡んでいるだ。

また、もう一冊、追記しておきたい。河合香織著作の『セックスボランティア 障害者の愛と性』。記憶に近い、五体不満足乙武くんの不倫問題。世論は一方的に乙武くんの不埒を非難した。しかし、障害者にだって性欲はある。彼の元奥さんが「私にも非がある」と漏らした真相は、いわゆる「処理能力の限界」だった。双方に大きな非はない。人間としての生理の問題だ。
私はかなり前に著書を読んでいたので、拙ブログ少数派日記日記にて、乙武くん擁護に回ったが、世のカマトト女子には通用しなかった。

 モラルとはなんぞや?性欲とはなんぞや?生きるとは?種族の繁栄とは?11PMとは?
もう一度、よ〜く考えて、人生を楽しく美しく、後悔なきように生きましょう!

#7日間ブックカバーチャレンジj

少数派日記21

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