6196 レナードの朝
6/1/20
3日間シネマチャレンジ勝手に9日目です。
当方コレクター故、ビデオ300〜400本、DVDはドラマを含めれば500枚以上保有です。
『シンドラーのリスト』『ディアハンター』『プライベートライアン』『バンド オブ ブラザーズ』『ミッドナイトエクスプレス』『グリーンマイル』『トゥルーマンショー』『ブルースブラザーズ』に続く第9作目は『レナードの朝』です。
デニーロの作品の中では、もしかしたら、最も静かで地味な作品かもしれません。何故なら病人役でずっと寝ているのですから。だからこそデニーロにしかできない役柄だったのでしょう。
アメリカでのタイトルは『Awakenings』。う〜ん、正直イマイチですよね。しかし凄いのは、この作品の原作がオリバー・サックス医師による医療ノンフィクションであったこと。実に興味深いリアルストーリーなのです。
嗜眠性脳炎(原文和訳)の20名の患者に対し、実際に1960年代に開発されたパーキンソン病向けの新薬L-ドーパを投与し、覚醒させた、というエビデンス(実例)をもとに作製されました。ただし、映画はフィクションとして演出されています。
医師役のロビン・ウイリアムスと患者(レナード)役のデニーロ。2人の実力派俳優が、この地味な作品を鼓動の頂点に震わせてくれる。医療現場と患者、そして、それぞれの家族の希望と苦悩。他人事としてではなく、もしかしたら、明日、自分や家族、友人知人にも起こり得る自分ごととして捉えなければならない作品。
第63回アカデミー賞において3部門でノミネートされたが受賞ならず。やはりアメリカ映画はドンパチがなければ賞に結びつかないのだろうか?一緒に観たアメリカ人の医師は感動していたけど。
ビデオのみ保有。5回以上は観ました。
#三日間シネマチャレンジ #映画大好き
少数派日記21