6/8/20
3日間シネマチャレンジ勝手に14日目です。
当方コレクター故、ビデオ300〜400本、DVDはドラマを含めれば500枚以上保有です。
『シンドラーのリスト』『ディアハンター』『プライベートライアン』『バンド オブ ブラザーズ』『ミッドナイトエクスプレス』『グリーンマイル』『トゥルーマンショー』『ブルースブラザーズ』『レナードの朝』『おくりびと』『0・5ミリ』『スワロウテイル』『エレファントマン』に続く14作目は邦画『チルソクの夏』です。
この映画は山口県出身の佐々部清監督が、下関市のPRをかねたご当地映画として下関市民に観てもらおうと、少ない予算で作製された市民映画です。
時は1977年、私が高三の時の下関の同年代の高校生の回想物語です。奇しくも時を同じくして私ども、あんまき高校ご一行様は修学旅行にて、映画の設定の下関の町をリアルに体感いたしました。
陸上部の女子高生が、下関で開かれた大会で韓国から来た男子学生とforeign love して淡い恋から文通を始めるという青春ストーリー。今やメル友だのFBFだのなんやよう知らん時代になりましたが、私どもの時代にはペンフレンドなる、爆風スランプサンプラザ中野くんの大きなタマネギの下で、見たこともない心の中の彼女に胸ときめかせた美しい時代、そんな時代の美しいお話です。
作品は、すこぶる良い出来で、下関の小劇場から全国公開と大出世したため、当方も渋谷の劇場にてありつけた次第です。
きっかけは18歳の主人公が大人になった時の役の谷川真理さんからの「出るから観て」というお知らせでした。私は市民ランナー・谷川真理の大ファンで無理やりインタビュー取材を申し込んで知り合いました。その真理ちゃんが出る。映画の内容など、そんなのカンケーねえ、スクリーンの谷川真理を拝むのが目的でした。
ところが、あっと言う前に引き込まれてしまいました。こういう映画、好きなんですよね。何しろ背景のセットや小道具が凄い。感激しました。マディソンスクエアガーデンの潰したスポーツバックとか、同世代の人は感動すると思います。
その他、流し役の山本譲二さん、サイコーにカッコ良かった。あと、エンディングでイルカちゃんが韓国語で「なごり雪」を歌うのですが、それも感動でした。私どもの年代は特に「なごり雪」には深い思い入れがあります。同名タイトルで大林宣彦監督の作品(三浦友和主演)がありますが、これはがっかりでした。
低予算とはいえ、これだけのキャストをそろえるとは、すごいエネルギーだと思います。
上野樹里、山本譲二、金沢碧、田山涼成、イルカ、夏木マリ、高樹澪、谷川真理、ほか
ビデオとパンフ、グッズを所有。何度も観ました。
#三日間シネマチャレンジ #映画大好き
少数派日記21