少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

6222 セルピコ

6/9/20

シネマチャレンジ勝手に15日目です。

当方コレクター故、ビデオ300〜400本、DVDはドラマを含めれば500枚以上保有です。
シンドラーのリスト』『ディアハンター』『プライベートライアン』『バンド オブ ブラザーズ』『ミッドナイトエクスプレス』『グリーンマイル』『トゥルーマンショー』『ブルースブラザーズ』『レナードの朝』『おくりびと』『0・5ミリ』『スワロウテイル』『エレファントマン』『チルソクの夏』に続く15作目はアメリカ警察組織の闇を暴く問題作『セルピコ』です。

ミネアポリスの白人警察官による公開人種差別殺人事件に照らし合わせ、紹介するわけではなく、この作品は当初からノミネートの予定でした。ただし、繰り上げ投稿です。この繰り返される世界的な人種差別問題に乗じ、警察に対する多くの問題点を指摘した、このノンフィクション作品をぜひ観ていただきたく思い、載せました。

アル・パチーノといえば数々の名作を残した大俳優ですが、私はミドルタイムの『ゴッドファーザー』と並びヤングタイムの『セルピコ』(Serpico)を代表作に掲げます。(1973年製作のアメリカ・イタリア合作。シドニー・ルメット監督作品)

タイトルのセルピコとは実在したNY市警の刑事フランク・セルピコ(アル・パチーノ)の実名で、あくまでも警察官として正義を貫き、警察組織内の汚職と闘い、1971年には汚職を告発した警察官です。
そのため、同僚に殺害目的で撃たれるも、裁判では「誤射」とされ、司法までもがセルピコの敵になる。セルピコが撃たれ運び込まれた病院(グリーンポイント病院)も実在する。このあたりもアメリカ映画の素晴らしさである。

1973年公開、アル・パチーノゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)とナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の主演男優賞を獲得。

ところで余談をひとつ。
今回のミネアポリス事件について、ミネアポリス少数民族のモン族のコミニュティがあり、私は学生時代からモン族と少しばかりの関わり合いを持っています。で、今回の事件では黒人のみならず、モン族に対する人種差別も関わりがあるのではないかと噂されています。

モン族 とは中国の雲貴高原、ベトナムラオス、タイの山岳地帯で暮らすミャオ族の少数民族で、アニミズムシャーマニズムを信仰しており古代への入口という神秘な世界で生きています。シッキムとプータンの国境近くにパシャという村があり、そこを抜けてチベットに入るとアガルタという異次元の国があるという。そこにある洞窟は三次元を抜けて古代に繋がる道があるとされているが、実在するかどうかは、今のところ発見されていない。
私はそんなことを学生時代に知り、実はしばらく、20年くらいは忘れていました。

そんなある日、中国で、モン族出身の若い女性と知り合いましたが、お互いに言葉が通じず、ある日突然、彼女は奇病にかかり(前日まで元気だったのに、突然意識不明になる)、最終的に無意識のまま、迎えに来た父親が連れて帰りました。
以上で余談終了ですが、今回の事件にモン族が被害者の一端であるとすれば、複雑な心境です。

追記ですが、モン族は本来、移動開拓式農耕生活で、海抜千数百メートルの山地を開墾し、地力が衰えると放棄して移動します。主な作物は稲やトウモロコシですが、かつてはアヘンケシの栽培でした。これは私の想像ですが、それは現在進行形ではないか、ということ。あくまでも想像です。

ビデオのみ所有。何度も観ました。

#三日間シネマチャレンジ #映画大好き

少数派日記21

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