少数派日記

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“安藤総理の少数派日記”

421  自衛隊は暴力装置5

=本文=
「昔の左翼時代のDNAが、図らずも明らかになっちゃった」
みんなの党渡辺喜美代表は18日、仙谷氏の発言について端的に指摘した。
暴力装置」はもともとドイツの社会学者のマックス・ウェ―バ―が警察や軍隊を指して用い「政治は暴力装置を独占する権力」などと表現した言葉だ。それをロシアの革命家、レーニンが「国家権力の本質は暴力装置」などと、暴力革命の理論付けに用意したため、全共闘運動華やかなりしころには、主に左翼用語と」して流通した。
現在では自衛隊を「暴力装置」といわれると違和感がある。だが、旧社会党出身で、東大時代は日韓基本条約反対デモに参加し「フロント」と呼ばれる社会主義学生運動組織で活躍していた仙谷氏にとっては、なじみ深い言葉なのだろう。
中略。
仙谷氏は著書の中で、「若かりし頃、社会主義を夢見た」と明かし、その理由としてこう書いている。
社会主義には個人の完全な自由がもたらされ、その能力は全面的に開花し、正義が完全に貫徹しているというア・プリオリ(先験的)な思いからであった」
仙谷氏は後に現実主義に「転向」し、今では「全共闘のときの麗しい『
連帯を求めて孤立を恐れず』を政治の場でやるとすってんてんの少数派になる。政治をやる以上は多数派形成になる」(7月7日の講演)と述べている。とはいえ、なかなか若いころの思考形態から抜け出せないないようだ。
後略。
(安藤注釈=つまりこのオッサンは政治的権力を得るために、己の信条とは違う政治方針を打ち出し、多数派工作に専念したと自白したようなもの。これを政治用語で「絵に描いたような二枚舌」あるいは「男芸者」という。命に代えても信条を絶対に曲げないのが坂本竜馬の時代なら、票のためなら信条でもなんでも曲げるのが現代の政治家なのだろう。仙谷何某に限ったことではない。中国やロシアに負けたのではない、自滅したのだ)