少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2321 チベット医学3

精子卵子が結合し、受精卵となった人体のサボン(種)はどのような過程で成長していくのか?
細胞分裂の初期段階では、細胞は眼、皮膚、心臓の三つに分かれ、その後に脳ができるというのが定説ですが、いまのところ、諸説に分かれます。
生命が人体として形成されるのは、およそ60日後で、へその緒から身体が構成されていきます。
へその緒を中心にして生命を支える「脈」(ソクツァ)は「大神経」とも訳され、人体形成の主幹となり、「脈」が生まれます。
チベット医学では、この段階で、母体自身とは別の脈を確認することができます。現在のように、妊娠検査薬を遣わなくても、母体の脈を診るだけで、妊娠したかどうかがわかります。つまりひとりの人間の中に二人分の脈が存在することを、皮膚の上から感知できるのです。(これは、中国の医師なら日常的に行う方法です)


妊娠第5週目〜第9週目までを「魚の期間」(ニェー・ネーカプ)と呼びます。
人体の起源は海から誕生したという説を裏付ける、エラ呼吸の謎。多くの人々が海に対する思い入れや、懐かしさを感じる根本でもあると言われているのは、この時期があるからです。


さらに第18週までを「亀の期間」(ルーペ・ネーカプ)と呼びます。これは鎖骨や大腿骨などの骨格が形成される時期で、硬い亀の甲羅に置き換えたのでしょう。外敵から身を守る、亀の甲羅も人間の骨と同じような物質から構成されています。


そして第18週〜第35週を「豚の期間」(パックぺ・ネーカプ)と呼びます。いよいよ、胎児に脂肪がつき、髪や体毛が生えてくる時期です。


そして、出産の時期が迫る第36週目に入ると胎児に5つの感情が明確に表れてきます。その5つの感情とは
1・なんだか牢獄に入っているような感情。
2・汚いところにいるような感情。
3・真暗なところにいるような感情。
4・なんともいえないほど悲しい感情。
5・ひどく無気力な感情。
です。


すべて、マイマスでネガティブな感情ですが、当然といえば当然です。自由のない狭い空間で、過ごす日々ですから。しかし、逆を返せば、そのような正常な感情(感覚)を持つこと自体が、大切な、出産への条件となるわけです。決して居心地のいい場所ではないはずですから。


続きます。

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