少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2847 0・5ミリ

映画「0・5ミリ」について。
3回観ました。凄い映画だと思いました。
デルタ航空機内。羽田-LA NY-LA LA-羽田。正確に言うと、本当にレパが少なく、消去法で選んだ作品でした。タイトルからしてアウトじゃないですか! しかし、内容が凄いんです。こんな作品作る監督が日本にいるのか?って感じ。日本映画を滅多に評価しない私ですが、感激の3時間19分x3回でした。また観たい。

ストーリーは書きません。内容はコメディーではありません。テレビのニュース画面の中の現実は、現実なのに、見る側は、画面という非現実の窓越しに見るので、現実を非現実と認識して、決して自分ごとと捉えない。つまり現実なのに現実と捉えない。
3時間19分の中には、老い、孤独、老後家族、福祉、近親相姦、老人相手の詐欺、性欲、戦争、平和、愛情、感謝、貧困、老後の親子関係、ざっと思い返しただけで、個々独立した点が、スクランブルに散りばめられ、その絡んだ複数の糸は、結局、終わってみれば、一本の糸に繋がるという、なんとも後味の爽やかなまとまり。
これだけのテーマをわずか3時間にまとめるとは、天才としか言いようがない。映画の醍醐味は、作り手の展開を、観る側が予想できない結果になること、が私の持論。その伝でこの作品は、いくつかのショートストーリーが主人公のサワを通し、私の予想をひっくり返した。脱帽の極みでした。

主人公を演じた安藤サクラ、誰だろう。女優さんにしては美人ではない。に、しては凄い大物の配役。津川雅彦柄本明。特に坂田利夫の演技は見応えあった。アホの坂田さんに泣かされた。
エグプロが奥田瑛二さん。納得、彼のルートで大物俳優というわけ。津川さんの演技も本当に凄い、引き込まれるとはこのこと。で、監督、脚本が安藤桃子。サクラに桃か?なんだか姉妹みたいだな。機内ゆえ、まだ何も知らぬ私。おや、エンロールの中にフードコーディネーターで安藤和津の名前まで。安藤和津は奥田さんの奥さんだから、まあわかるけど。そういえば、安藤サクラ安藤和津によく似てる。
帰国後、調べてみると、みんな家族じゃん。桃子が姉でサクラが妹。

3回も見ると、いろんなところが見えて来ます。しかも良いところばかり。トランクにはちゃんと荷物を入れて重量感を出している。小道具も新品調達ではなく日常家庭のモノを使用。ロケ場所も、馴染み、親近感ある場所ばかり。セリフも映画ドラマ用ではない、日常語。全てのシーンがあり得る現実の風景。まるでドキュメンタリー。私が映画に求める全てのモノが凝縮されている秀逸作品。そして、大物の出演料以外、ほとんど費用をかけないという、営利目的ではない、内容重視、それも社会問題を凝視した鋭く柔らかい視点から。

冒頭に戻ります。
テレビ画面の中の現実を、非現実の画面を通すことにより、非現実として捉えてしまう現実社会。作品の意図は、現実と非現実との境目は、わずか0・5ミリの画面の向こうとこっち。それだけのこと。本当は、みんな繋がってる世界なんだよ、ということだと、私は解釈いたしました。

2846 安城遷都14

安城遷都(地下室整理)14。
おはようございます。昭和61年、60歳で他界した父親の遺言状が出て参りました。秀逸な遺言状、改めて敬意を感じました。日付から逆算すると最初の遺言状は当人53歳の時に認められております。事故死の場合、病死の場合の遺産相続とかも。とても素晴らしい遺言状ですので、FBFの皆様には是非読んでいただきたく思い、迷わず投稿いたします。少々長くなりますがお付き合いください。
「(前略) 人の世の常、何時愛する家族と死別せざるやも知れぬので、ここに遺言を認めおく。 そもそも我が家の生活信条は家族が相融和し助け合い励まし合い夫々が信ずる最高の歴史をこの世に残し、夫々の家族、社会に貢献することにある。遺族はこの信条に則り、特に長老者であり且母親である貴子の老後が安定し平穏に余世を送ることが出来るよう博美と貴樹の努力を切望する。(中略) 一族の平和と繁栄のみならず、社会、国家への貢献がやがては平和と繁栄にみちた世界人類社会を築く原動力となることを祈る」安藤博

この他、当時、会社員でありながら、小さな会社(飲食店、会社内食堂、賃貸物件、麻雀荘)を経営しており、その引き継ぎ事項、財産分与など、便箋十数枚に綴られておりました。

長文、お付き合い、ありがとうございました。

追伸・・・文中に「夫々」という文字が出てきます。私は読めずにネット検索しました。「それぞれ」と読みます。広辞苑にも出ていない宗教用語だそうです。「二」という文字は天と地を意味し、それを「人」が繋ぐという意味で「夫」という文字が構成されているという伝。なるほど、です。
私は父親と深い話をした記憶はありません。子供の頃、父親は海外出張ばかりで、ほぼ母子家庭です。中学高校は私が部活で、家では寝るだけの日々。高卒と同時に家を出たので、接する時間は圧倒的に少なく、私が26歳の時に急死でした。

2845 無くなる故郷・今村

小1の時、東京から安城に越して来ました。

猿渡川(さわたりがわ)の堤防が通学路でした。子供には延々とながい土手路、舗装のない草の道。路上には蛇、蛙、蜥蜴(とかげ)。

川には亀、金魚、ワニ(はいなかったかなぁ)、上空にはトンビが舞う田んぼしかないド田舎の村。名鉄の駅名も「今村」。

信号もねぇ、カラオケねぇ、たまに来るのは回覧板、レーザーデスクは何もんだぁ〜!の世界。
母校(小学校)の前を通ると数日前に完成したという超ゴージャスな体育館。

五輪会場に使えるじゃん! 当方、入学時は100パーセント木造校舎で恐怖のドボン便所。みんな落下が怖くて雲子は我慢の子。

母校伝統の「なんじゃもんじゃの木」と野球のバックネットだけを残して、全てが別世界に。

田んぼは跡形なく消え、通学路、帰り道、鬼車の特訓をした土手道は整備され、新興民家がびっしりひしめいている。
何故、このような田舎に人々が集うのか?

理由はトヨタ様に尽きるのだが、新しい道が増えすぎて、もはや何処が何処で、何が何やら解読不明。

懐かしさが湧いてこない。

2844 根来さんの思い出

日本シリーズ終わり、あとはWシリーズ2試合残すのみ。
単なる興味本位の投稿です。お暇な方限定です。

チャップマン、大谷の球なんて、人間が投げてるとはとても思えません。超人的です。
例えば、ラグビーボール、サッカーボールは我々のころの革製と比較して、合成になり、格段に軽くなったために、飛距離は伸び、さまざまな変化ボールを蹴れるようになりました。

そして野球。

公認球は日米ともに、重量もカタチも変わったという経緯はないと思いますが、我々が子供のころ、教室で遊びで、ピンポン球野球をやったころのように変化球がグニャグニャ曲がるのには驚きです。

特にメジャーの投手の曲がり用はハンパないですね。あれ、打てませんよ。
あと、今回の日本シ、Wシを見る限りわかったことは、「いかにしてボール球を振らせるか合戦」ということです。

バッテリーの駆け引きと、投手のコントロール、そして主審のストライクゾーンのクセで、大方の勝敗が決まると感じました。
つづく

 

写真はDH制のナ・リーグ、珍しいチャップマンの打席。

シーズンでは今季1打席、ポストで2打席。今季合計3打席の貴重映像。

さて前回の続き、興味本位投稿、お暇な方限定です。

今回のシリーズで、野球はやっぱり投手だということを改めて実感しました。

そこで、元プロ野球の捕手の芦沢さん(ヤクルト~広島~横浜)に公開質問させていただきたいと思います。

ズバリ、芦沢さんが受けた投手のベスト3と、実際に対戦した投手のベスト3を教えてください、よろしくお願い申し上げます。

私は時代的に、やっぱり江夏さん、江川さんがワンツーですね。3位は数多いますが、やはり、コントロール抜群の尾花さんに一票です。

あと、伊良部さんの投球を主審の位置(もちろん防球ネット越し)で見る機会を得ましたが、超ビビリました。マジ怖かったです。練習球でアレですからね。

投げる人も凄いけど、それを受ける人はマジ凄いと思いました。

歴史を振り返れば、国鉄時代の400勝、金田さん。想像を絶すると思います。

で、ヤクルト時代、金田さんの捕手を務めた故・根来広光さんに、いろいろとお話を聞く機会を得ました。金田さんはその性格上、本人の気分というか直感で投げるタイプ。つまりノーサインです。

「あの速球を受けるだけでも大変なのに、気分で曲げられたら、捕れるわけないよ」と根来さん。当時の正捕手も捕球困難でポロポロ。金田さんはそういうのを一番嫌うタイプ。

当時、三番手の捕球だった根来さんは、他球団の打者も見抜けない、金田さんのクセを見抜き、ノーサインでも捕球できる技を身に付けて、金田専用捕手になったと。

浪商時代、1年生だった故・尾崎行雄さんの球を受けた知り合いの話。

彼も野球部で三塁手レギュラー甲子園組。

試合中、たまたまキャッチーに打順が回り、捕手不在の折「お前、ちょっと受けたってくれ」と投球練習の相手を指名されたものの「お前、手加減して投げえや」と、本気球は捕球不可能だったそうです。

皆さんのベスト3をお聞かせください。

2843 人間掃除機サンドバーグ&リグレー

2016

おはようございます。
おお、カブス永久欠番23・人間掃除機ライン・サンドバーグ、私と同じ年。

メジャーを代表するセカンドベースマンも立派なオサーン腹ボテちゃん、とても嬉しい仲間意識。

日米野球でのツーショットは私の宝物。

「シカゴで日本料理に招待したいのですが?」

「いつでも誘って!」あり得ない同士の社交辞令でも、マジ嬉しかった。
さあ、気合を入れるぞ! 途中で母親を病院に連れていくため、抜けるのが残念賞。
God bless America は、79年シカゴで観た映画、デ・ニーロのThe Deer hunterの挿入歌で知り、いい曲だと思いました。

勝つぞカブス!初回表三者三振、ええぞレスター!

 

カブス本拠地、リグレーフィールドの魅力。
設立は1914年、ボストンのフェンウェイパークに次ぐメジャー2番目の古き歴史。

住宅街のど真ん中にあり、駐車場はなし。バスとループ(電車)が唯一の交通手段ですが、電車から徒歩1分。つまり球場に隣接している。
レンガむき出しのフェンス、外野の蔦は危険&歴史の産物。

ゲームを激しく左右するギャンブル球場。

おまけにミシガン湖の湖風が上空で渦巻く超自然派球場。

ナイター設備は88年から。「野球は太陽の下でやるもの」という当時のオーナー、リグレーチューインガムの社長のポリシーでデーゲームのみ。

Wヘッダーの時は、確か11時プレーボール。高校野球並み。

ライトスタンドの電光掲示板は2015年から。100周年の記念。

あのあたりが、私の指定席。

つまり、最安値、記憶では5ドル(でも、1ドル200円の時代だから、私には大金)。
当時、スタンドではマリファナ吸ってる人、けっこういました。

カブスW(勝利)の日は、球場周りに3軒あるスポーツバーというか、ただのアル中バーに立ち寄り、1本1ドルのシカゴオールドスタイルを2本飲み、50セントのチップを払い、60セントのバスでアパートに帰る。
電光掲示板ならぬアナログ掲示板。天然芝。ピーナツ売り。

昨今の息苦しい窒息無機質なドーム球場では永久に味わえない、まさしく「Take me out to the ball game」。
シーズン中、シカゴへ行くチャンスのある方は必ずお寄りください。超超お薦めです!

 

お〜し、地球最速投手・チャップマン登場!
11月に知人がシカゴから来るので、チャップマンのTシャツXLはすでに注文済み!

いんや〜シビレました〜、少しだけ涙!
カブス71年ぶり、本拠地リグレーフィールドでWシリーズ勝利!チャップリン凄い!

マーフィーありがとう!ビリーゴートありがとう!
ドロシー婆ちゃん90歳ありがとう!
毛糸キャップは観客オサーンではなく、マッドン監督ありがとう! 優勝したわけでもないのにこの感激!
負けたら即、帰京予定でしたが、とりあえず第6戦クリーブランド安城BSで観戦です!

2842 富山の置きぐすり

10/31-15

お金がありません。
もともと私は少数派ですから富山の置き薬を愛好しています。

18年前、飛び込みで営業に来た人の話を辿ると、奇遇にも北海道の従兄弟と幼なじみだったという縁もあり、以来、ずっと薬を置いてもらっています。
時勢の流れで、木箱から透明ビニルに容器は変更され、担当者は何人も代変わりしました。

そして本日、集金に、風邪薬二箱、〆て2050円なり。
急に来られてもねえ。600円足りません。

拾い銭は神棚にあり、手をつけないと決めてます。500円玉貯金は缶切りが必要。

小銭は溜まるとすぐ貯金。現金がありません。ついにお米の次は現金に手を。

お子様のお金に手をつけてしまいました。悪いお父さん。見つかる前に返済しなければ。

 

実を言うと、今週末、金土日は上海で、医療コンベンション。立場上、参加しなければいけないのですが、中国のパートナーに任せました。
飛行機も全てチェックしてスケジュールを調整しましたがムリでした。

なんせ、ラグビーW杯、準決、決勝2試合、大学ラグビー明慶戦に日本シリーズ、そして真理ちゃんの誕生会。

日帰りを2回しても、こなせません。

月曜日はゴルフの取材、火曜日はJinmoさんの演奏会、水曜日から中国の医師2名が来日して4日間のビジネスは分刻みスケジュール。隙間を縫って明大校友会の会報作り。

ぜんぶ、好きなことなので、嬉しいです。

2841 ダフ屋安藤総理

おはようございます、元ダフ屋の安藤です。
以前、ダフチケット問題について延々と書かせていただきました。

日本シリーズのチケットをネット販売ゆえ、不正アクセスで転売業者に買い占められ、数千円の入場券がネットオークションで10万円以上になったという「事件」です。
販売元のチケットぴあは「イタチごっこで手の打ちようがない」となんとも無責任な言い分で「そんなのカンケーねえ」の世界。

きゃつらは完売すれば業務終了チャンチャカチャン。
さて、そこで浜ショーさんこと浜田省吾、🎵夕べ、眠れずに〜ライブを楽しみにしていたんだよ〜🎵 そう、浜ショーさん、画期的なチケット販売方法です。
販売チケットには購入者の名前が記載されており、購入者本人しか入場できません。

さらに、座席は、当日、会場に行かなければわからない仕組みになっており、転売しにくくなっています。よって浜ショーのチケットはネットでの転売は不可能です。

本当のファンのみが、「もうひとつの土曜日」を堪能できるのです。
ちなみに、このチケットの持ち主はカナちゃんですが、彼女とは今は亡き国立競技場での、石原裕次郎さんの⚪️⚪️回忌で隣席同士でした。

あの時は石原プロの無料招待でしたが、抽選でした。

当選チケットには個人名が記名され、転売不可。

身分証明書持参での入場でした。(ただし、高齢、入院等、特別な理由で来れない人は、なんらかの証明書があれば3親等以内の血縁者に限り入場可、という優しい心遣いを感じるものでした)。
やればできるのです。

大量買い占めの責任は発売元です。

チケットぴあ、猛省&改正せよ!