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2/9/19
「我々がどんなに奮闘努力しても、奮闘努力しない企業に国が論外の支援をするようであれば、それは一民間企業とは言えず、不平等であり、自由競争の枠を著しく越え、我々の奮闘努力は実に虚しいものになる」
言葉尻は正確ではないけど、そのような主旨のコメントを当時の全日空の社長がJALと国に対しそう放った。
放漫経営の果て自爆したJALに対し多額の税金を投入した政府。その理由は、総理大臣専用機、天皇陛下専用機を所有する国営航空会社を消滅させることはできないから。
本日、日本航空の電話口職員に、当時の全日空の社長の苦言を覚えておりますか?と尋ねると、「はい、覚えております。恥ずかしい限りです。まことに申し訳ございません」と詫びが入った。
マイレージ特典予約ができない、オペレーターが出ない、間違ったインフォメーションを伝える、電話で40分待たされる。
ひとつなら我慢もしよう。しかし、4つ重なると、さすがにそうはいかない。まず、特典予約、ネットから入り、最終まで行くも4度弾かれる。エラーではない。混雑中になる。
オペレーターに聞く。繋がらない理由はパソコンからではなく、私の端末がiPadからだからという。さすがにそれはトンチンカンを通り越してるだろう。いくらITオンチの俺でも、それはないだろうと断言する。ページも開けるしログインもできた。それでも彼女はパソコンからしかアクセスできないと言い張る。上席に代わってもらった、アホか!
次、混み合っているからしばらくしてから予約を入れろと表示される。根気よく、時間差で操作すること4度。しばらくとは何時間?それとも何日?必要なのは来週のチケット。
マイレージがいくらあろうとも、予約できないんじゃ意味ね〜じゃん。例えば、食べ放の焼肉に行って、追加を頼んでも頼んでも、ぜんぜん出てこないうちに制限時間が来ましたラストオーダーです的詐欺じゃん。
ようやく人間が出たと思ったら、40分待たされて、勝手に切れる。こんなに時間がかかるなら、代理店で買った方が良かったというのが率直な感想。タダほど高いものはない的時間の無駄遣い3時間、たかがマイレージ特典予約するだけのために。
これほどまでにアクセス不能、オペレーター出ない理由を問うた。呆れた。羽田ーホノルル路線が無くなったことに対する問い合わせで全ての回線がパンク。アホみたい。
つまり羽田への乗り入れは各社規制があり、むやみに増やせない。JALは新たにNYー羽田路線を就航させるために、ホノルル路線がトコロテン方式で成田発着に押し出されたということ。
すでに、予約の入っている便もいくつかあり、その客との対応にオペレーター全員が追われて、サーバーもダウンだと。
そんなもん、発表と同時にこうなることは想定内の騒ぎ。にもかかわらず、オペレーターの増員もせず、平日対応することに、JAL再びのおごりがある。
主席オペレーターが対応に出て「個人的にも恥ずかしい。電話口にて赤面しております」との彼女の言葉を信用して、溜飲を下ろしたけど、なんたること。
かつて、JALの不手際にて、中国へお連れした移植患者さん2名が、あまりにも酷いJALの対応で体調を崩し空港診療所に運ばれた経緯がある。後に知ったことだが、重症の患者さんの移動はJALではなくANAを使うのが医療業界の常識。JALは責任逃れの天才だという。確かに、実感した。
安藤総理の少数派日記では、かつて「JALの傲り」を連載。実際のCAさんや社員からもコメントをいただきました。
こ日の投稿も日記に転載します。
2/17〜2/28 羽田ー広州 往復2万マイル。オペレーターを通して取れました。「本来なら手数料2100円いただくところですが、今回はご迷惑おかけいたしましたので無料とさせていただきます」てか、本来ならネットで20分もあれば済む操作に3時間も費やされたのだから、3時間分の時給は2100円では足らん、俺は高いよ。
本来はタダのチケット、「ありがとう」で終わりたいところだが、やはり、JALの傲りはまだ根本に疼いている。ANAの社長の言葉は今も生きている。