少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1059 箱根にて

先週の土曜日(5/19)に箱根のお山に芝刈りに行ってきました。
正確に言うと、芝刈りを見に行ってきました。
前日の金曜日、件(くだん)の彫刻家・山本先生と例によって新宿ゴールデン街ではしご酒。帰宅はタクシーで午前4時。3時間ほど寝て、午前8時30分には成城学園前に2000万円のベンツがお出迎え。
「おはようございます。Nさん、また車、買い替えたんですか〜?」
「そうなんですよ、前のはもう乗り潰しちゃってね・・・」
確か2年前はレクサスの最新型、去年もベンツだった・・・。
Nさんは、以前、僕が中国へお連れした患者さん。今はもうすっかり元気になられて、定期的に食事や酒に誘ってくださる。この日は僕の方から、お願いにあがった。
中国での新規ビジネスのスポンサーになっていただこうと思い、プレゼンを聞いてもらおうとお願いしたところ、多忙で、このタイミングしかなかった。逆に、タップリと時間が取れてよかった。
Nさんは、成城学園に120坪の自宅と、箱根に別荘、ハワイに3億円のコンドミニアムを持ち、さらに今年中にもう一軒のコンドミニアム3億円をハワイに購入予定で、昨年、成城学園にもうひとつ3億円で120坪の豪邸を購入した。裸一貫、しかも大病を克服されて、財を成した成功者である。
この日、Nさんは箱根の別荘の庭園の芝刈りに、自ら行くというので「便乗させてください」とお願いしたところ快諾してくださった。
「地元の庭園業者に依頼したら、一回5万円だって言うんですよ。週一として一か月に20万円でしょ。ホームセンターで一番小さな芝刈り機が20万円だったんでね、それ買って、自分でやることにしたんですよ。それが案外楽しくてね・・・、毎週、楽しみにしてるんです」。健康維持にも良さそうだ。
途中、海老名サービスエリアでコーヒーをいただく。下車する際に隣の車にドアをぶつけないように細心の注意を払う。ああ、緊張して面倒くさいぜ。ぼこぼこの中古車の方が、僕は気楽でいい。貧乏性か?
足柄ICで下り、名物のカモなん蕎麦をご馳走になり、山道を走る。Nさんの別荘を訪れるのは2度目で、前回は泊めていただき、湯船につかりながら防水テレビを見せていただいた。
ここで、鬼塚ちひろの「いい日旅立ち・西へ」
素敵な動画がいくつかありましたが、さわやかな五月晴れの箱根。こんなイメージでした。

さて、ビジネスの件ですが、Nさんは真剣に聞いてくださいました。
「で、安藤さんは、ご自身で投資はされないんですか?」
「もちろんします」
「おいくらですか?」
「000万円です」
「少ないですね。そんなに自信があるなら、どうして全財産をおかけにならないんですか?」
「同時進行の他のビジネスにも使うからです」
「もし、安藤さんが、全力投球でやる。でも、自分の資金だけでは、足らないから、なんとかして欲しいというならば、その時は協力できるかも知れません。でも、自己資金の投入額に本気度が見えません」
Nさんは、いつも厳しいことを言ってくださるので、僕はとても有りがたく思っています。
「000万円は全財産ではありませんが、僕にとっては大金です。見返りは投資額に比例しますから、投資額の少ない僕は、出資比率の分配は当然少なくなります。Nさんにとって、まったくメリットのないお話でしたら、最初から持ってきません。Nさんは、今の仕事で十分成功されていて、ここでリスクを背負う必要はまったく無いことは承知ですが、Nさんにとってもメリットのある企画だと思います。僕には自己資金はありませんが、情報と人脈があります。これを評価していただきたいのです」
「わかりました。もう少し考えましょう・・・」
Nさんは昨日、別件で中国へ行かれた。今頃、僕の中国人のパートナーと会ってくれているはずだ。
何をやるかも大切だが、それ以上に、誰と組むかという部分に僕は重きを置く。Nさんが、僕の中国人パートナーを評価していただければ、それでいい。中国でのビジネスは「人脈」に尽きる・・・ということが、ようやくわかるのに10年もかかった。