少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1129 行動派日記4

いま、御茶ノ水は午後7時、コバルトアワーに突入です。ビルの窓たちが瞬き出し、近くには明治大学の電光サインが、そのずっと先にはビル郡に囲まれた東京タワーの展望台の上のとんがり君が燦然と輝き、国鉄列車が枕木を通るガタゴト音がコンクリートにこだまする。この日、彼女の具合は良くない。嘔吐の量が多い。ご主人も家族も来られないみたいなので、僕は面会時間終了の8時までいることにする。嘔吐の容器もティッシュも口をゆすぐ水もひとりでは取り辛そう。困った時はお互いさまだ。
傍らにいた二時間半、医者は一度、看護士は何度も様子を見に来てくれた。点滴を何度も替えた。「痛み止めは限界近くに来ています」と医者が言った。それでも、「本人が生きたい、と、生きることを諦めなければ、霊波の神様は絶対に助けてくださる、私もそうでした」とMさん。体験者だけに説得力がある。
気がつけば御茶ノ水の空はコバルトから漆黒に。ビルと空の境界線が無くなり、空中に明治大学という白抜きの文字が浮かぶ不思議な光景。
「安藤さん明治出たん?優秀やね。うちの旦那、金沢大学やねん」とOさん。おおそういうこと、ここでも郁ちゃんと繋がりました。本当に不思議なご縁、郁ちゃんが、そうしろと言っているようですね。
午後8時過ぎ、Oさんに「おやすみ」を告げて帰路につく。国電御茶ノ水から中央特快で新宿に出て、京王線に乗り換え笹塚で降りるもよし、あるいは小田急線で東北沢で下車するもよし。それとも、千代田線で代々木上原直行という手もある。で新御茶ノ水から必ず座れる千代田線をチョイスした。
が、その前に腹が空いた。喉も渇きビールもやりたい。ひとりで飲み屋に入ることなどまずない僕だが一杯だけ飲んでみたい。呼び込みの誘惑と闘いながら、気がつけばやっぱり立ち食い蕎麦屋のスタンドでモリ蕎麦大盛り400円をすすっている。嗚呼、思い起こせば昨夜の夕食も、やはり立ち食いの素うどん280円だったな〜。昨日もそうだが、さんざんフトコロや住宅ローンや養育費、将来設計などと自問自答し、葛藤した上での決定だから後悔も屈辱もない、むしろ自身をカッコイイとさえ思っている。最近の立ち食い蕎麦はなかなか美味いぞアケチくん。
先週はドラゴン斉藤さんに六本木で黒毛和牛の焼肉コースを、先々週は山本先生に歌舞伎町でトンカツ茶漬けをごちそうになったので問題なし。空腹が満たされればそれでいいのだ。自宅に戻れば、いつか買った鶏肉があるはず。腐っていなければ焼けば食えるはず。問題なのは今朝、冷蔵庫から盗んだ六花亭のバターサンドがばれていないかどうか。嗚呼、帰宅が憂鬱な今日この頃。という間に代々木上原到着。ゆっくり歩いて帰るとしますか。
きょうはなぜか突然、帰りの地下鉄に乗っていてこの曲をアップしたくなりました。ドラゴンズ時代の田尾安志さんで「主人公」。さだまさし作詞作曲です。僕らの世代のドラキチならみんなレコードを持っているはずですが、どうですかミキフルさん?
「メトロ」「バス停」「学生だらけの街」というフレーズが御茶ノ水を連想させるのでしょう。
本日は「行動派日記」にお付き合いありがとうございました。動画編集部分を除き、すべて移動中の車中と病室で携帯メールで書いたものです。
では、聴いてください。「主人公」。

(つづく)