少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1459 映画ランキング6

韓国のバイオレンス映画「ビー・デビル(Bedevilled)」をDVD観賞。
一応、バイオレンス殺人映画だが、内容は単純ではない。事件そのものはフィクションとしても、韓国の離島での暮らしは、現実に基づいたノンフィクションではなかろうか。
「本当の悪魔は誰なのか?」というコピーには頷かされる。現代社会が抱えた闇、たとえば学校での「いじめ問題」の間接的共犯者という部分に共通する問題提議も、作品の意図するところであろう。
主演・ソ・ヨンヒ(ボンナム役)は好演。助演のチ・ソンウォン(へウォン役)もいい。少ない予算なのに、息を飲む。けっこうスリル。心臓の弱い人にはお勧めはしない。たんなるバイオレンスではなく、「正義」とか「母親愛」を考える作品。
昨年の今ごろだったろうか、やはり韓国映画「冬の雀」を劇場で観た。
タイトルは今、思い出せないが、二、三年前にも韓国映画を観て、感動というか一種の脅威(驚異)を感じた。侮れない作品。
失礼ながら、日本で劇場公開されていたこと、知りませんでした。ごめんなさい。

韓国バージョン。

監督・チャン・チョルス
2010年/韓国
少数派映画ランキング暫定130位