少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2389 幹細胞臍帯血移植

 

幹細胞臍帯血移植。聞いたことありますか?
簡単に説明します。赤ちゃんとお母さんを繋ぐへその緒を臍帯と言い、その中にある血液から奇跡の細胞を抽出培養して、免疫細胞を増殖させる最新の医療です。
人類の疾病の多くは自己免疫の異常により起こるものです。代表的なのは癌。癌細胞は誰でも自身の体内に生息しています。しかし、それを正常細胞が見つけ攻撃して死滅させます。この正常細胞を総じて免疫と呼びます。
すなわち、免疫力が弱り落ちると、癌細胞が死滅せず、細胞分裂により、増幅繁殖を繰り返し、巨大化して塊となり、いわゆる癌になるわけです。

癌そのものは癌細胞の集合体ですから神経もなく、よって痛みはありません。だから自覚症状はなく発見は困難です。癌の痛みは癌が巨大化することにより他臓器や神経を圧迫することにより起こります。

そこで、最新の癌治療は、赤ちゃんのへその緒から抽出した希望の血、奇跡の細胞を、点滴により、癌患者さんに移植します。血液も臓器なので移植と呼びます。すると、赤ちゃんの元気かつ新鮮な細胞が、猛烈な勢いで細胞分裂を始め、活性化して増幅した癌細胞を攻撃し、死滅させるというのがメカニズム。もう、そうですね、仮面ライダーやらウルトラマン、アトム、ポパイ、スーパーマンマグマ大使ヤットデタマン、ソラン、ジェッター、ゴリラーマン、デビルマン、009、ゴルゴ13等々あらゆる戦闘ヒーローを100万人くらい点滴で投入して、彼らがさらに自身のコピーロボットを持ち込み体内で増殖させて、癌細胞を一匹残らず絶滅させるというイメージです。

費用は、戦闘ヒーローを何人投入するかで決まります、いわゆるギャラです。100万人だと500万円くらいです。
多くの結果を出しています。癌以外の免疫疾患にも有効的です。
ここまでは前振りです。

さて、個人的には好きでない歌舞伎役者の奥様の乳癌。患者である元アナウンサーの奥様の闘病姿勢はリスペクト以外のなにものでもなく称賛しかありません。好きでないのは歌舞伎役者の方なので誤解なきように。

発表当時、深刻な状況で余命宣告云々の話まで出ておりましたが、めでたく退院。末期と言われる癌患者さんの退院には2パターンがあり、一つは快方。もう一つは治療終了、これ以上は困難のどちらか。奥様の状況がわかるまで投稿を控えましたが、前者であると確信できたので投稿することにしました。

さて、奥様ですが、この幹細胞臍帯血移植を複数回受けているというのが、我々の業界では定説となっています。これ以外の治療法でここまで回復することは現実的に不可能に近いからです。
これは、私がお世話になっている某国立大学の現役教授の医師もそうおっしゃっているので、まず間違いないはずです。

ところがです、一般的な発表は抗がん剤治療の成功ということになりますが、それはあり得ません、というのが業界の常識です。
抗がん剤治療って、地上で癌と戦ってるエイトマン月光仮面の頭上からアトムという原爆の親玉を無差別に落とす兵器で癌もエイトマンも月光もサスケも鬼太郎も敵も味方も無差別に全滅させる死の兵器なんですよ、マジでね。

では、なぜ、幹細胞臍帯血移植という文言を出せないのか?
それは、昨年、日本政府が正式に幹細胞臍帯血移植を法的に禁止したからです。
その理由は何か?いくつかあります。エビデンス(成功症例)が少ない、あるいは無い、というのが厚労省の見解ですが、真実はそこではありません。つまり、この治療法が確立されると、困る人、困る組織、困る職業が膨大化して、収拾がつかなくなるというのが真相です。
ノーベル賞京大山中伸弥教授のIPS細胞ですが、最近、耳にしませんよね。IPS細胞は自身の細胞を培養して新しい臓器を自己のためにつくるという夢の再生工場ですが、実はこれも成功すると、幹細胞臍帯血移植同様に失業者続出ということで、山中教授の研究費を大幅に削ったという確証の高い噂です。

研究者、科学者が自らの生命を削って開発開拓した治療法も、お国の事情で、闇に葬られる事実があることを知っていただきたく、投稿いたしました。
最後までお付き合いください、ありがとうございました。

 

17/2/20  FB投稿より

2388 JALふたたびの傲り

「我々がどんなに奮闘努力しても、奮闘努力しない企業に国が論外の支援をするようであれば、それは一民間企業とは言えず、不平等であり、自由競争の枠を著しく越え、我々の奮闘努力は実に虚しいものになる」
言葉尻は正確ではないけど、そのような主旨のコメントを当時の全日空の社長がJALと国に対しそう放った。
放漫経営の果て自爆したJALに対し多額の税金を投入した政府。その理由は、総理大臣専用機、天皇陛下専用機を所有する国営航空会社を消滅させることはできないから。

本日、日本航空の電話口職員に、当時の全日空の社長の苦言を覚えておりますか?と尋ねると、「はい、覚えております。恥ずかしい限りです。まことに申し訳ございません」と詫びが入った。

マイレージ特典予約ができない、オペレーターが出ない、間違ったインフォメーションを伝える、電話で40分待たされる。

ひとつなら我慢もしよう。しかし、4つ重なると、さすがにそうはいかない。まず、特典予約、ネットから入り、最終まで行くも4度弾かれる。エラーではない。混雑中になる。
オペレーターに聞く。繋がらない理由はパソコンからではなく、私の端末がiPadからだからという。さすがにそれはトンチンカンを通り越してるだろう。いくらITオンチの俺でも、それはないだろうと断言する。ページも開けるしログインもできた。それでも彼女はパソコンからしかアクセスできないと言い張る。上席に代わってもらった、アホか!

次、混み合っているからしばらくしてから予約を入れろと表示される。根気よく、時間差で操作すること4度。しばらくとは何時間?それとも何日?必要なのは来週のチケット。
マイレージがいくらあろうとも、予約できないんじゃ意味ね〜じゃん。例えば、食べ放の焼肉に行って、追加を頼んでも頼んでも、ぜんぜん出てこないうちに制限時間が来ましたラストオーダーです的詐欺じゃん。

ようやく人間が出たと思ったら、40分待たされて、勝手に切れる。こんなに時間がかかるなら、代理店で買った方が良かったというのが率直な感想。タダほど高いものはない的時間の無駄遣い3時間、たかがマイレージ特典予約するだけのために。

これほどまでにアクセス不能、オペレーター出ない理由を問うた。呆れた。羽田ーホノルル路線が無くなったことに対する問い合わせで全ての回線がパンク。アホみたい。

つまり羽田への乗り入れは各社規制があり、むやみに増やせない。JALは新たにNYー羽田路線を就航させるために、ホノルル路線がトコロテン方式で成田発着に押し出されたということ。
すでに、予約の入っている便もいくつかあり、その客との対応にオペレーター全員が追われて、サーバーもダウンだと。

そんなもん、発表と同時にこうなることは想定内の騒ぎ。にもかかわらず、オペレーターの増員もせず、平日対応することに、JAL再びのおごりがある。
主席オペレーターが対応に出て「個人的にも恥ずかしい。電話口にて赤面しております」との彼女の言葉を信用して、溜飲を下ろしたけど、なんたること。

かつて、JALの不手際にて、中国へお連れした移植患者さん2名が、あまりにも酷いJALの対応で体調を崩し空港診療所に運ばれた経緯がある。後に知ったことだが、重症の患者さんの移動はJALではなくANAを使うのが医療業界の常識。JALは責任逃れの天才だという。確かに、実感した。

安藤総理の少数派日記では、かつて「JALの傲り」を連載。実際のCAさんや社員からもコメントをいただきました。
こ日の投稿も日記に転載します。

2/17〜2/28 羽田ー広州 往復2万マイル。オペレーターを通して取れました。「本来なら手数料2100円いただくところですが、今回はご迷惑おかけいたしましたので無料とさせていただきます」てか、本来ならネットで20分もあれば済む操作に3時間も費やされたのだから、3時間分の時給は2100円では足らん、俺は高いよ。
本来はタダのチケット、「ありがとう」で終わりたいところだが、やはり、JALの傲りはまだ根本に疼いている。ANAの社長の言葉は今も生きている。

 

17/2/9   FBより

2387 家庭内風呂難民

ダメだってさ〜
時々、自分がとても気の毒なおじさんに思えてくる。
イスラム圏の入国拒絶難民はトランプ合衆国だけじゃないよ。

ホットカーペットって寝てる時はポカポカだけど、相変わらず地下室は極寒。湯船に浸かってさ、細胞の奥まであっためて寝ようとしたわけ。
で、とりあえず大きな声で「お風呂入っていいですかぁ〜?」って誰となく聞こえるように言ったら、返事がなかったので「じゃあ、入らせてもらいま〜す」って言って、サルマタも脱いでさ、全裸になって浴室の引き戸を開けた刹那、ショッカートランプに怒鳴られました。
入るな!だとさ。それも犯罪者を扱うような罵声でね。
でさ、脱いだサルマタをまた履いたとき、まだ自分のぬくもりがあってさ、俺、何のために裸になったのかなって思ったら、この人、とても気の毒なおじさんだなって感じたわけさ。
なんか知らないけど、「1号が帰ってきたら入るんだから入るな!」と凄まれた。
何が気の毒かってさ、このおじさん、明日、表参道のAppleで、1号にパソコン買ってやるんですよ。多分20万弱。でさ、同じ家から、同じショップに行くのに、一緒に行きたくないからと、時間差で出て、現地集合ですと。自分、パソコンわからんからクマちゃんに来てもらうんだけど、実は1号の顔、まともに見たのが小学生の時が最後だから、現地集合だとわかるかどうか自信がない。写真も持ってないし、かなりのギャンブル。とりあえず、下駄箱の靴を写メして、それで判断するつもり。
あ〜湯船に浸かってから寝たいです。男の夢。

2386 金の食事と金の肌1

FB未投稿記事

メソポタミアの時代から、あるいはそれ以前から、一部の人類が追い求めてきたものが「黄金」。そして、現在も全人類が求めているものが「食」。スマホやドラGOがこの先1000年、続くわけはないが、金と食は地球に人類が存在する限り、消滅することはない。

昨、17/01/25  16:00 渋谷マークシティのすぐ横、「金の糸美容術    ベル美容外科クリニック」渡邊伸一社長に会う。

紹介してくれたのは男性ダイエット、ヘルスマネジメントを手がけるSHADOWPLANAY社長、カリスマモデル・マエノリさんばりの美貌&慶大出の才女社長。本日、大安吉日気分。

金の食事から先に書く。

過日、羽鳥慎一のモーニングショーで長寿細胞なる特集。人体にある長寿細胞を活性させる1日のカロリー摂取量は50代女性で1280㌔カロリー、同じく男性は1600㌔カロリー。腹八分目ならぬ腹七分目ですと、ふ~ん、猿の実験データですと、は~ん。

軍人病院で過ごした4ヶ月、寝たきりでも腹は減る。当時1400㌔カロリーの病院食。食べれない状況下にいなければ、不可能な数字。医者、学者は机上の研究データを自慢気にこれでもか、とやたら数字を羅列するけど、あんたらホントにダイジョウブかと言ってやりたい。

実験お猿さんの気持ちはわからんけど、人間様には情緒、emotionというものがある。感情だよ感情。

ギンギン冷え冷えビールを、嫌な上司の愚痴聞き、顔色うかがいながら、高級店で飲むがいいか、生温ビールを安居酒屋で大好きなあの娘と飲むか? よほどのMでない限り、生温いビールを選ぶだろ。仮に同じ摂取量をとった場合、ど~なるか、人間様の研究データを持って、おととい来て欲しい。

私の場合、中国で患者さんを預かる場合、患者さんの容態で、自身の血液データが変動することを病院で確かめました。特に血糖値、血圧は的面。楽しい食事、楽しいお酒は多少度を超えても、血糖値はほとんど上がらなかった。しかし、全く同じメニューをとった場合でも、患者さんの容態が悪化すると、血圧、血糖値が悪化する。つまり摂取カロリーより、感情で数値は左右するという結論。

腹八分目、七分目は100歩譲ろう。されど、日に3度、カロリー計算しながら飲食するのは不可能、かつ多大なストレスで逆に血糖値上がるは必然。アレ食べたい、じゃあ、こっちガマン=ストレス=ガン。そういうデータはないんですか先生?という構図。

ここまで、美貌社長と意見一致。

されど、では、どうやって、日々、食事や飲酒を楽しくするか?  もちろん限られた経済の中で。楽しくなければ、ダイエットは続かない。苦しいダイエットはストレス。ストレスは万病の源。これを解決してくれるのが美貌社長のお仕事。詳しくはウエッブで・・・って、最近聞かないね。

2385 リニューアルごあいさつ

安藤総理の社会派エロブログ「少数派日記」の読者の皆様、いつもご愛読ありがとうございます。

2009726日にブログ開始。国立競技場で偶然出会ったSEKKちゃんに設定していただいたhatenaダイアリーという日記形式のブログがスタートでした。

当方、綴ることは専門ですが、PC知識は皆無(ここは幼児並みと書こうとしましたが、現在、幼児の方がパソコン テクに長けているそうで)故、日進月歩のネット環境の進歩について行けず、アナログ操作専門。言うなれば、スマホはおろかガラ系の携帯も使いこなせず、電電公社時代のダイヤル式黒電話をいまだに使用する有様です。IT族から見れば、着流しにチョンマゲ、脇差しにワラジの素浪人が、茶屋でかけ蕎麦をすすってるようにしか映らないと思います。されど、我々世代は似たようなものですが、同級生でFBやブログをやっている私などは時代の最先端、風雲児と呼ばれても過言ではないでしょう。

さて、足掛け8年に渡り綴られた社会派エロブログですが2500回を数えました。数多くの読者様に支えながら、しばらくペンが止まった理由は、書くことをやめたわけではなく、河岸を変えたとご理解ください。つまり、hatenaブログの仕様が変わり、ものすごく書き辛くなったのです。そしてフェイスブックなる画期的な河岸が出現し、書いた内容が瞬時に全世界に発信される。特に写真の掲載も簡単で、中にはビデオ投稿も可能です。

私は、現在、フェイスブックに日々投稿しております。そして願わくば、このFB投稿を少数派日記に転送できないか?という壮大な夢を描いていたところ、私のITコンサルのクマちゃんが、「そんなことは、簡単にできますよ」と言うことで、2017124日に、リニューアルしてもらった次第です。

たかだかお知らせに、ナンバーを打つのはどうかと思いましたが、当方10000回日記を通過点に考えておりますので、お知らせとはいえ、貴重な1回という姑息な手段を選ばせていただきました。

今後、FBと繋がっていない少数派日記の読者様には、以前より高い頻度での投稿になります。

また、現在のFBFの方には、過去の2500記事を読めるという、天国と地獄へのご招待となります。

表の総理は安倍ちゃんに任せておりますので、裏から地球を支えようと奮闘する安藤総理の日記に刮目ください。

現在の安藤総理の状況は笹塚の自宅にて、 地球征服を目論むショッカー軍団を相手に孤軍奮闘中。今現在、リアルタイムで申しますと、キッチン、居間、風呂、テラス、寝室を軍団に占領され、地下室に撃退されました。冷暖房なし、窓はあるけど荷物で塞がれ、陽の差し込まない地下室と言う名の地下牢で、これを綴っている次第です。昨日今日の東京都は氷点下が記録されましたが、奇跡的に生存しております。

この冬を乗り切れば、またツクシの子のように春の土手から頭を出すこともあるかと思います。さてこれから、インスタントのどん兵衞さんを食べて暖を取り、飢えを凌ぎます。

これからも「少数派日記」のご愛読、よろしくお願い申し上げます。

2384 誕生日おめでとうYuri

中国に来て17日目。ようやくパソコンがつながりました。
きょうは7月22日。Yuriちゃん、47歳のバースディ。おめでとう。
私の耳鳴りもきょうで5年目。無くなって欲しいけど、無くなると寂しいという潜在意識が必ずあるから無くならない。人体、精神の不思議。
今、中国で最大の正念場。すべてが上手く行くか、すべてがダメになるかの、本当に瀬戸際。我々チームが全員、最善を尽くした。みんな倒れる寸前。
本当にお願いします。Yuriちゃん、助けてください。
MarikaちゃんもCyamyちゃんもBonny君もPikoちゃんも、みんな力を貸してください。本当にお願いします。
中国では必ずしもHappyなことばかりではなかった。
二人の患者様を救うことが出来なかった。自分にはお連れした責任がある。
呵責は小さくはない。
この地で、自身が喜ぶことは出来ない。
しかし、今、美味しいもの食べたり、多少の身体の不自由があるにせよ、目を見開き、自身の足で歩き、時には笑い、柔らかなベッドで寝る現実がある。
亡くなられた患者さんと、同じく天国のYuriちゃんのことを思うと、自身の幸福の追求は、これ以上必要ない。
先月、癌で亡くなられたS・Fさんのように、私を頼ってくださる人のために尽くすと決めたので、それに従うだけ。
現在の中国ビジネスはすべてが医療に関してであり、間接的、あるいは直接的にその方向へ向かっている。だから、Yuriちゃんには助けて欲しい。
山形のYuriのお母さんからは、毎年、おいしいさくらんぼが届くよ。本当にうれしいね。普段は口もきいてくれない1号ちゃんも2号ちゃんもいただいてるよ。本当にありがとう。
「少数派日記」さぼりがちというか、ネット環境もあり、FBの手軽さもあり、途絶えがちだけど、帰国したらクマちゃんか、村上さんに、もう一度、環境を精査してもらい、再開しようと思う。
Yuriちゃんと知り合ったのは22歳の時。人の人生は本当にわからない。いつもいっぱい待たせてしまった。本当に心残りです。天国で、僕が行くまで、チャミーをよろしく、可愛がってあげてください。
今日は中国の病室で、DVDで「サイボーグ009vsデビルマン」を観たよ。いつもいつもいっぱい映画に誘われたけど、結局、観に行けたのは「English patient」だけだったね。吉祥寺で観たんだよね。帰りに井之頭公園のベンチで蚊に刺されたりね。
平井堅ちゃんの唄じゃないけど、記憶が薄れるのが怖いというか、寂しいというか、切ない。
今、深夜だけど、夜はビジネスホームパーティーだけど、それが済んだら、ひとり静かに、誕生会やるからさ。写真も持ってるよ。
あっそうそう、このあいだ、上海でイケメン店長の浅井君に久しぶりに会ったよ。Yuriちゃんのこと、よく覚えててくれたよ。会ったことないのにうれしいね。

誕生日、おめでとう。

2383 球団経営1

明治大学商学部商学科 風間ゼミナール 卒業論文で 「球団経営の在り方」というテーマを論題に選びました。
せっかく、書いたので、これが、来る未来に役立つように精査更新したいと思います。

私は球団経営について、以下の4項目を必要不可欠であると定義しました。

1・球団の存在は、地域貢献と社会模範でならなくてはならない。
2・球団の存在は、営利的価値を優先すべきである。
3・球団の存在は、選手とその家族、及び職員、及び支援者(ファン)、及び協力者のもとに成り立つことを欠念してはならない。
4・球団の存在は、勝利への価値観を放棄してはならない。

順に説明させていただきたい。

1・地域貢献と社会模範でならなくてはならない。

これを言い換えると「教育」と「福祉」である。
・地域貢献とは、地域産業と一体と成り、球団の存在により、地域の経済が共存発展することを意味する。「おらがチーム」として、地域集団という意識を球団全体が持つ。有意義な広報活動を導入し、球団と地域、地域と他地域を連結させ、経済発展の礎を担う。
・社会模範とは、球団全体が正規の社会人となること。子供達の「憧れ」を目指す。すなわち、目標を掲げ、それを必死で目指す姿勢を全員が持つ。そして、弱者救済。オフには各選手にボランティア活動を課す。25歳までは必須。以降は任意。野球のプロだけで終わってはいけない。人間のプロに成れ。

2・営利的価値を優先すべきである。

球団経営としては当然である。では、どもようにするか?

主な収支
・収入=テレビ放映権、ラジオ放送権、入場料、広告料、グッズ販売権、パテント使用料、ペナントレース、交流試合、日本選手権等、日本野球機構よりの賞金、各種スポンサーからの賞金、講演料、各種取材費、他。
・支出=選手年俸、職員給与、移動費、宿泊費、保険料、施設費、ボール等の消耗品、その他。
収入から支出を引いた残りが球団としての利益だが、日本プロ野球12球団のうち、黒字経営は読売と阪神の2球団のみ。中日は落合が監督に就任するまでは黒字経営も以降は赤字に転落。
メジャー球団もほとんどが赤字経営。理由は選手の高額年俸。
各球団は、これを親会社の宣伝広告費として、便宜上収支決済。

テレビ、ラジオは年間予定が組まれ、日本選手権出場以外は想定以上の収益はあり得ない。優勝等の報奨金は水ものであてにできない。ならば、オンデマンドのグッズ販売、ネット販売、球場、施設等でのグッズ販売の強化。球場への観客動員の仕掛けは、近年の広島、横浜球団に見習うべし。営業努力以外にない。

3・選手とその家族、及び職員、及び支援者(ファン)、及び協力者のもとに成り立つことを欠念してはならない。

・まず、主役は現役選手。これは絶対条件であり、主役をベストな状態でグランドに送り出すのが球団の使命。次、では主役は誰のために戦うのか?を常に自問しながら戦うことを義務付ける。答えは選手の数だけあり、全てが正解で不正解はない。選手全員が使命感を持ってグランドに立つことを義務付ける。

4・勝利への価値観を放棄してはならない

球団はグランドでのことは全て、指揮官(監督)以下、全スタッフ、及び選手に一任する(フロントと現場の信頼関係の構築が最大の難関)。そして、現場を一任された全員は、この任務を滞りなく遂行する。勝利への執念が価値観であるという意思統一を指揮官のもと、確認し合い、試合に臨む。勝利への執念は誇りである。

上記の4項目が球団経営の4隅の土台柱となり、これに屋根を付け、壁や窓、玄関と裏口を付けていく。