少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

252  ど腐れ柔道界

自民党の圧力がかかったとしか思えない全日本柔道連盟のヤワラ潰し。選挙関連として書いておきます。
NO249・お笑い日本の選挙でも書いたように、私は少数派なので自民にも民主にも投票しませんでした。ゆえにヤワラには特別な思い入れはありませんが、日本の腐り切った体協体質が日本のスポーツ界を世界レベルから100年も遅らせているという事実をきょうは書きます。
日本の各種体育協会、ここも利権の塊の団体です。動脈硬化の腐れクソジジイどもが、頑なに利権にしがみついているガンの巣窟と言っても過言ではないでしょう。
例えば陸連。オリンピックの選考レースを4つも5つもやりやがって。42.195キロという距離は変わらずともコース、日時により天候やアップダウンも違うわけで、タイムトライアルで競えるはずもなく、なにゆえアメリカのように一発勝負で誰がどう見ても公平に決めることができないのか?
それは各選考会に企業が冠スポンサーというカタチで利権の綱引きをしているからです。陸連はそのハチミツたっぷりの温泉にどっぷり漬かって、甘い汁をすすえるだけすすおうという魂胆だからです。選考レースを行えば行うほど、銭が入ってくるので止められません。企業と陸連の間には当然のごとく、間を取り持つセンセイと呼ばれる人物が介在しています。
不透明な選考会に泣かされるのは、当然のことながらランナーであり、サポートするチームや監督というわけで、それを応援する国民とて気持ちは同等です。
そこへいくと、柔道の場合、マラソンの選考会よりわかり易いです。一騎討ちで勝った方が強いわけですから。しかし、北京でしたかアテネでしたか、ヤワラに勝った子が選考から外されたという事態がありましたよね。とにかく日本のスポーツ界は不透明が多すぎ、それを検証、批判する立場にあるのが私の居たスポーツマスコミの役割ですが、ここも商業重心主義で府抜け状態です。
さて、問題は参院選で当選したヤワラに全日本柔道連盟が引退勧告を突きつけた、ということ。アホの極致としか言いようがありません。そもそも柔道は個人競技であり、サッカーや野球のような団体競技に必要な連携プレーなどの練習や確認の必要もなく、極端な話、合宿などに参加せずとも、勝利という結果をもたらせばいいはず。それを合宿や集団練習に参加できないなら辞めろとは、「自他共栄」という嘉納治五郎先生の柔道精神に真っ向反対する、イジメの構造ではなかろうか。
政治、子育て、柔道・・・できるかできないかはヤワラ本人が決めること。柔道界の功労者の挑戦を、柔道界が全力でバックアップすべきなのに、足を引っ張るとはナニゴトか?裏で派閥が不穏な綱引きをしていることは容易に推測できるが、それを阻止するのが協会の仕事のはず。脳梗塞のジジイどもが、権力を傘に、トロくさいことばかり言っちょるから日本の柔道界はどんどんどんどん世界の背中を追うハメになるのです。
2足のワラジ、3足のワラジ、大いに結構じゃないですか。これからはみんながみんなそうしなければならない時代になるのです。1足のワラジにしがみついていたら、ある日突然、リストラという名のワラジの緒が切れるのです。それはあなたの明日の姿かも知れません。
もちろん、物事には優先順位があります。ヤワラにとって、政治と子育ての次に柔道が来たとて、それでも強ければいいだけの話。自分の実力に限界を感じたら、自ら退くでしょう。どう考えても連盟が口を挟む次元の問題ではありません。
そんな谷亮子の頑張る姿を見て、第二第三のヤワラちゃんが誕生すればいいのです。スポーツ、特に柔道という日本古来で地味で苦しい格闘技の後継者は、そう簡単には発掘できません。そういう意味で谷亮子の功績は偉大だと思います。
親子でもプロが高校生に指導してはいけないという鎖国時代の続きのようなアマ野球連盟。スポンサー契約を頑なに拒否し、代表選手にまで経済負担をかけさせるラグビー協会。説明不要の相撲協会etc・・・。これらはみな氷山の一角というか、Jリーグで一抜けしたサッカー協会以外はすべてがすべて同じ穴のムジナです。こんな土壌の中で世界的なアスリートが継続的に生まれるわけがありません。定年のない、協会に巣つく妖怪たちが自然消滅するまではね。