381 喫茶店設立状況23
午前、プロパンガス会社から電話が入る。実は33年前に父親がこのビルを建てた時から入っているガス会社だが、特に知人の紹介でもなく、何の義理もなく33年間お付き合いしてきた。
知立高校の同級生のK君が同業の燃料商売をしていてプロパンガスも扱っている。彼はいつも僕の無理を聞いてくれるし、いろいろと助けてくれる。だから少しでも、彼の商売の足しになるならと思い、既存の業者には申し訳ないのだが、K君の会社に契約を変更することに決めた。
ところが既存の会社も必死だ。K君の会社とバトルがあったらしい。
人がいいというか、争いごとが苦手なK君は「安藤君には気を使ってもらって本当にありがたいけど、コトを丸く収めるには、今まで通りの業者さんにやってもらった方がよろしいのではないか・・・」と気弱なことを言ってきた。
僕は本音を聞いた。「これから将来的にもK君のところと契約した方が、あなたにとってビジネス的にプラスになるんじゃないの?」
「ほりゃほだけど、そんなことで、逆に安藤君に迷惑かけるほうが、こっちとしては心苦しいでがんわ」K君は三河弁でそう答えた。
それぞれがそれぞれに必死だ。既存の業者に不満があるわけではない。でも無条件で33年もお付き合いしたのだからもういいだろう。
こちらとしても、いつも助けてくれるK君の、少しでも役にたてるなら、ほんのちょっとだけだが、肩の荷が軽くなる。
午後は室内の照明の調整をした。蛍光灯を外し、白熱電球に替え、雰囲気をレトロ感覚にしてみた。まだ、窓の外枠と窓ガラスに張るステンドグラス調のビニールを貼っていないので、昼間の雰囲気が読めない。夜になるといい雰囲気だが、夜は営業しないので意味がない。
夕方、友人のT嬢が差し入れを持ってきてくれた。人生観についていろいろ話したが、プライベートなことなのでここでは書かない。
とりあえず、安城に居る間は母親が3食まかないしてくれるので、コンビニ弁当の世話にならなくて済みそうだが、食べ過ぎに注意せねば。
本日、広州のシニアリゾートセンターの件で順天堂大学病院のI教授と電話コンタクト。東京の人生フリーターI君からも「手伝いに行こうか」と電話をいただく。夜には大阪在住で中国で腎臓移植を受けた患者さんのIさんから近況報告の電話をいただく。みんなイニシャルが同じIだが、それが書きたかったわけではない。ただの日記です、悪しからず。