1941 一日の始まりは午後8時
「私の一日の始まりは午後八時・・・」
深夜営業の水商売の方かと思いましたが、そうではありません。
なんと、開業医の先生の言葉です・・・。
先週土曜日(07/27)の小田原「やまいち蒲鉾店」の山一さんとの会話の中で聞いた、素敵なひとこと。
「私の一日の始まりは午後八時・・・」
山一さんの旧知の医師の言葉だそうです。
午前4時には機械を動かして、蒲鉾の製造作業を始める山一さんの就寝時間は午後7時30分。トヨジより半刻ほど早い。
「安ちゃん、やっぱりね、健康は食事と睡眠だよ・・・」と風邪をこじらせた安藤総理に山一さん。蒲鉾屋さんだから、生まれた時より、食事は新鮮なサカナが中心。70を過ぎても、185センチの巨体は大病知らず。
旧知の医師は「深夜営業」の赤ひげ先生かと思いきや、翌日の診療業務に備え、午後8時には就寝するそうです。
奥さんを亡くし、ひとり暮らしゆえ、より健康管理に気をつかい、「就寝が一日の終わりではなく、睡眠も仕事と捉えているので、午後8時の就寝が、一日の仕事の始まり」という発想。目から鱗でした。
貧乏ヒマなし生活の安藤総理。日々、東奔西走しているが、ゼニに結びつかないゆえ、さらに走る。大学を卒業してこの方、一日たりとも、「今日は完全休養日、徹底的に休むぞ」などと思って休んだことなど一日として無し。これが自慢で美徳と考えてきたが、さすがに病み上がりの身体では、ひと仕事終えると、肉体の回復に、費やしたのと同じ時間か、下手すると倍の時間がかかってしまう。
家族や世間の眼からは、無職のゴク潰し視線を全身に浴びているので「休むこと=罪悪」と結び付け、無理を承知で無理をする癖は治らず。
風邪は驚異的な回復を見せたものの、全快とはいかず、まだゼエゼエしますが、一日中ベッドも苦痛と暑さに耐えられず、用事を作る日々。
心優しき人々から心配メールや電話もいただき、嬉しく思います。プロレスライターのトシ・倉森さんは「食料品の買い出しにいきましょうか」と電話をくださり、生涯一サラリーマンを宣言した明大の同級生のセリカ今井は赴任先の広島から、酒に酔った勢いで「心配してます」コールをくれました。
これまで、少数派日記は深夜に書くことが多かったのですが、就寝の目標時間を9〜10時にしたので、眠くなくても、横になれる状態なら、ベッドに入る習慣をつけるように、退院後は努力している次第です。
ただ、オネーちゃんからの誘いがある場合はどうしても「そんなのカンケーねえ」状態になり、飛んで行くのですが・・・。お断りするストレスの方が大きいので、睡眠よりオネーちゃんを優先してしまいます。
「一日の始まりは、午後9時から・・・」安藤総理の辞書の一ページにパクらせていただきたいと思います。